【海外留学】出発前に要確認!国民年金は「払う?払わない?」学生のための賢い選択肢と手続き

「留学の準備で忙しいのに、年金の手続きなんて考えてなかった…」
「年金って留学中も払わないといけないの?」
「手続きを間違えると、将来年金がもらえなくなるって本当?」

留学準備のラストスパートで見落としがちな「国民年金の手続き」。実は、出国前の選択一つで将来受け取る年金額が数十万円変わったり、留学中の万が一の保障が受けられなくなったりする可能性があります。

「知らなかった」では済まされない重要な手続きを、同じく子供の留学準備で悩んだ保護者として、社会保険労務士への相談で得た正しい知識とともに、分かりやすく解説します。

出発前の今だからこそ間に合う、後悔しない選択をしませんか?

目次

留学中の国民年金:結論と選択肢

留学準備で忙しいあなたへ。まずは結論から!

1年以上の留学予定の方

  • 海外転出届を提出 → 年金を払う義務がなくなります
  • 選択肢1:支払いストップ(留学費用を優先)
  • 選択肢2:任意加入で支払い継続(将来の年金額を重視)

1年未満の留学予定の方

  • 住民票はそのまま → 年金の支払い継続が必要です
  • 学生納付特例は海外留学では使えません

迷った時は

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「留学中も年金を払う必要があるの?」
「将来、ちゃんと年金をもらえるか心配…」

そんな疑問をお持ちの方、安心してください。この記事を読めば、あなたに最適な選択が見つかります。

国民年金の基本知識と海外転出届の影響

国民年金とは:20歳からの社会保障制度

日本では20歳になると、誰でも国民年金に加入することになっています。毎月約1.7万円(令和6年度)を支払うことで、将来こんな保障を受けられます。

  • 老齢年金 – 65歳からの生活費として
  • 障害年金 – 病気や怪我で働けなくなった時
  • 遺族年金 – 万が一の時、残された家族のために
日本の国民年金制度概要図:20歳から60歳が加入し、老齢年金、障害年金、遺族年金といった給付があることを示すイラスト

海外転出届と国民年金への影響

1年以上海外に住む場合、お住まいの市役所・区役所で「海外転出届」を出すのが一般的です。

海外転出届を出すと…

  • 法的に「日本に住んでいない人」になります
  • 年金を払う義務がなくなります
  • でも、希望すれば払い続けることもできます(任意加入)

短期留学で住民票を残す場合

  • 年金を払い続ける必要があります
  • 残念ながら学生割引(学生納付特例)は海外留学では使えません

選択肢1:国民年金の支払いを停止する場合

メリット

  • 家計の負担が軽くなる – 月1.7万円×留学期間分の節約
  • 留学費用に集中できる – 限られた予算を有効活用

デメリット

  • 将来の年金額が減る可能性 – 支払わない期間は年金額に反映されません
  • 万が一の保障がない – 留学中の障害年金・遺族年金は対象外

知っておきたい「カラ期間」

支払わない期間も「カラ期間」として、年金を受け取る権利(10年間の資格期間)にはカウントされる場合があります。年金額には反映されませんが、「年金がもらえない」ということは避けられます。

選択肢2:任意加入制度で支払いを継続する場合

海外転出届を出しても、希望すればこれまで通り年金を払い続けられます。これを「任意加入制度」といいます。

メリット

  • 将来の年金額アップ – 払った分だけ将来の年金が増えます
  • 万が一の保障継続 – 留学中も障害年金・遺族年金の対象
  • 安心感 – 将来への投資として

デメリット

  • 留学中も月1.7万円の負担 – 家計への影響は続きます

任意加入できる条件

  • 20歳以上60歳未満の日本人
  • 海外転出届を出して日本に住所がない方
  • 過去に国民年金に加入したことがある方

選択パターン別の事例紹介

STEP

パターンA:将来重視型

  • 留学期間:長期(2年以上)
  • 選択:任意加入で支払い継続
  • 理由:将来の年金額確保、万が一への備え
  • 向いている人:家族のサポートがある、将来の安定を重視
STEP

パターンB:費用優先型

  • 留学期間:中短期(1-2年)
  • 選択:支払いストップ
  • 理由:留学費用を優先、帰国後の就職で厚生年金予定
  • 向いている人:留学費用が限られている、就職先の見通しがある
STEP

パターンC:安心重視型

  • 留学期間:問わず
  • 選択:任意加入で支払い継続
  • 理由:障害・遺族年金の保障継続を重視
  • 向いている人:リスクへの備えを重視、家族への責任感が強い

国民年金任意加入の手続き方法

任意加入の手続き場所

  • お住まいの市区町村役場の年金担当窓口
  • または最寄りの年金事務所

📋 持参するもの

  • 年金手帳または基礎年金番号通知書
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 印鑑(認印でOK)
  • 海外転出届の控え

💳 支払い方法

日本にいる家族に銀行口座からの自動引き落としを依頼するのが一般的です。

⚠️ 注意: 手続き方法は個人の状況で変わる場合があります。必ず事前に窓口で確認しましょう。

自分に合った選択をするための判断基準

判断基準

経済面

□ 留学費用に余裕はある?
□ 家族のサポートは受けられる?
□ 帰国後の就職予定は?

判断基準

将来への考え方

□ 将来の年金額を重視する?
□ 万が一のリスクへの備えは重要?
□ 留学期間はどのくらい?

判断基準

家族との相談

□ 両親と話し合った?
□ 支払い代行は可能?□ 家計への影響は大丈夫?

支払い継続vs停止:詳細比較表

項目支払いストップ任意加入継続
留学中の負担なし月約1.7万円
将来の年金額減る可能性払った分増える
障害・遺族年金対象外対象
受給資格期間カラ期間として算入納付期間として算入
向いている人費用を抑えたい将来重視・リスク回避

専門家への相談窓口と無料サービス

「記事を読んだけど、結局自分の場合はどうすべき?」
「将来もらえる年金額や、留学中のリスクも踏まえて総合的に判断したい」

そんな時は、年金や保険の専門家に相談するのが一番です。公的な窓口から、民間の便利なサービスまで選択肢があります。

① 年金事務所・市区町村役場
年金制度のプロフェッショナルです。制度に関する正確な情報を無料で教えてくれます。

② ファイナンシャルプランナー(FP)
家計やライフプラン全体から、あなたにとって最適な選択肢を中立的な立場でアドバイスしてくれます。

信頼できるFPを無料で探すなら

良いFPを自分で探すのは大変ですが、なら、国民年金や社会保険制度にも精通したFPに、何度でも無料で相談できます。

公的制度の知識も豊富な専門家が、あなたの状況に合わせて最適なプランを一緒に考えてくれるので、安心して相談してみてください。

で、年金にも詳しいFPに無料相談してみる(公式サイト)

留学前の国民年金手続きチェックリスト

留学中の国民年金:払わない場合と払い続ける場合のメリット・デメリット比較図
チェックリスト

1年未満の留学

□ 住民票はそのまま
□ 年金支払い継続の準備
□ 支払い方法の確認(口座振替等)

チェックリスト

1年以上の留学

□ 海外転出届の準備
□ 任意加入するかどうか決める
□ 任意加入する場合:手続きと支払い方法の準備
□ しない場合:カラ期間について理解

チェックリスト

共通

□ 年金事務所で相談(不明点がある場合)
□ 家族と相談・情報共有
□ 必要書類の準備

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まとめ:留学中の国民年金で後悔しない選択方法

留学中の年金について、大切なのは「正しい情報を知って、自分に合った選択をすること」です。

選択のポイント
  1. 留学期間 – 1年未満か以上か
  2. 経済状況 – 支払い続けられるか
  3. 将来への考え方 – 年金額重視かリスク回避か
  4. 家族のサポート – 代理納付は可能か

どちらを選んでも、きちんと手続きをすれば大きな問題はありません。大切なのは、何も知らないまま手続きを忘れてしまうことです。

留学という素晴らしい経験を安心して積むために、出発前にしっかりと準備しておきましょう!


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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki 国際バカロレア進路専門家

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。

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