このページでは、IBO（国際バカロレア機構）に掲載されていた、国際バカロレアDPの物理HL（Higher Level）Paper1A 1Bの過去問題・模擬試験（2025年度第1回試験）から抜粋し、日本語に翻訳したものです。（誤訳があるかもしれません）
この試験を活用して、試験の形式に慣れ、知識を深め、本試験に自信を持って臨むための練習にもなると思いますので、一通り見ておくと良いかと思います。
IB指導実績国内No.1
\ 教師は全員IB経験者の現役大学生 /
受講生の口コミ
教え方が上手くとても分かりやすいです。学校から急な課題を出された際も親身に対応をしてくれます。
指導のためのノートがとてもわかりやすく見やすいです。図式化して教えてくれるので理解しやすい。
日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。
どんな問題も、また進路の相談でも、なんでも即答していただけるので頼りになります。
保護者の口コミ
子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。
子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。
先生の指導のお陰で、IAを終了することが出来ました。娘が大変お世話になりました。
一緒に問題に取り組みながら、子供に寄り添った授業をしていただいています。
※上記はEDUBAL公式サイトより一部引用
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概要
模擬試験
2時間（Paper 1A と Paper 1B）
計算機あり
Paper1A 最高40点
Paper1Aと1B 最高60点
問題 1~10
1
ある車の初速は $16ms^{-1}$ である。停止するまで $4.0ms^{-2}$ で減速する。
車の走行距離は？
A) 4m
B) 16m
C) 32m
D) 64m
2
質量 2.0kg のブロックが、方向を変えずに $15ms^{-1}$ の速度から $20ms^{-1}$ の速度まで加速する。
このブロックにはどのような衝撃が作用するか？
A) 2.5Ns
B) 5.0Ns
C) 10Ns
D) 17.5Ns
3
8.0N の正味の力は、4.0kg の体を静止状態から $5.0ms^{-1}$ の速度まで加速する。
この力によって行われる仕事は何Nか？
A) 50J
B) 40J
C) 32J
D) 20J
4
質量M、半径Rのディスクが摩擦のない水平なテーブルの上にある。ディスクには、それぞれ大きさの等しい反対の力Fが2 つ作用している。ディスクの軸に対する慣性モーメントは $\dfrac{1}{2}MR^{2}$。
ディスクの角加速度は？
A) 0
B) $\dfrac{F}{MR}$
C) $\dfrac{2F}{MR}$
D) $\dfrac{4F}{MR}$
5
エレベーター（リフト）の中に人が立っている。人とエレベーターの総質量は800kgである。エレベーターは$2.0ms^{-2}$ で上方に加速する。
ケーブルの張力は？
A) 1.6kN
B) 6.4kN
C) 8.0kN
D) 9.6kN
6
ある物体が地表から高さHの真空中で静止状態から解放される。物体が落下するとき、地表から0.75Hの高さにある点を通過する。
$\dfrac{0.75Hの高さにおける物体の運動エネルギー}{Hの高さにおける物体の重力位置エネルギー}$は？
A) $\dfrac{1}{16}$
B) $\dfrac{1}{4}$
C) $\dfrac{9}{16}$
D) $\dfrac{3}{4}$
7
質量M、半径Rの円柱が、その中心を通る軸を中心に一定の角速度wで回転する。円柱の回転運動エネルギーはKである。
円柱の慣性モーメントは$\dfrac{1}{2}MR^{2}$
第2の円柱は質量2M、半径2Rで、角速度2\omegaで回転する。
2番目のシリンダーの回転運動エネルギーは？
A) 8K
B) 16K
C) 32K
D) 64K
8
体重Wの鳥が細いロープの中程に座っている。ロープはほぼ水平で、質量は無視できる。
ロープの張力は
A) $\dfrac{W}{2}$以下
B) $\dfrac{W}{2}$に等しい
C) $\dfrac{W}{2}$とWの間
D) Wより大きい
9
地球に対して速度vで移動する宇宙船が、ある惑星に向かう途中で地球を通過する。宇宙船が地球を通過するとき、地球と宇宙船の時計はゼロを示す。
地球上の観測者から見て、この惑星は地球から距離Dにある。
宇宙船が惑星に到着したとき、地球の時計と宇宙船の時計はどうなっているか？
| 地球時計 | 宇宙船の時計 | |
| A | $\dfrac{D}{v}$ | $\dfrac{D}{v}\sqrt{1-\dfrac{V^{2}}{c^{2}}}$ |
| B | $\dfrac{D}{v}$ | $\dfrac{D}{v\sqrt{1-\dfrac{v^{2}}{c^{2}}}}$ |
| C | $\dfrac{D}{v\sqrt{1-\dfrac{v^{2}}{c^{2}}}}$ | $\dfrac{D}{v}$ |
| D | $\dfrac{D}{v}\sqrt{1-\dfrac{V^{2}}{c^{2}}}$ | $\dfrac{D}{v}$ |
10
実際の気体の内部エネルギーは
A) ゼロ
B) 粒子の分子間ポテンシャルエネルギーに等しい
C) 粒子の全運動エネルギーに等しい
D) 分子間ポテンシャルエネルギーと粒子の全運動エネルギーの和に等しい