高校生におすすめの英単語帳9選|レベル別の選び方と比較表

英単語は、英語力すべての土台。でも書店やネットには単語帳があふれていて、「高校生なら結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。

この記事では、高校生に人気の定番英単語帳を、大学受験のレベル別・目的別に整理して紹介します。全冊を見比べられる横断比較表もつけたので、自分に合う一冊がきっと見つかります。

結論から言うと、まず1冊目に迷ったら「システム英単語」か「英単語ターゲット1900」。この2冊は共通テストから難関大まで対応でき、多くの高校で採用されている王道です。目的別のおすすめは、次の早見表を参考にしてください。

こんな高校生におすすめの一冊
まず1冊目・王道で選びたいシステム英単語/ターゲット1900
長文の中で覚えたい速読英単語 必修編
音・リズムで覚えたいキクタン
東大・早慶など最難関を狙う鉄壁
英検で加点・出願したいでる順パス単
目次

英単語帳の選び方(4つの軸)

自分に合う単語帳を選ぶときは、次の4つの軸で考えると失敗しません。

POINT
1. 目的で選ぶ

大学受験(共通テスト・難関大)か、英検か、日常や4技能かで最適な一冊は変わります。まずは「何のために覚えるか」をはっきりさせましょう。

POINT
2. 自分のレベルで選ぶ

今の英語力や志望校に合った難易度を選びます。難しすぎる一冊は挫折のもと。基礎が不安なら、まずやさしめの単語帳から始めましょう。

POINT
3. 学習スタイルで選ぶ

「単語+短い例文」でテンポよく覚える型、「長文の中で覚える」型、「音で覚える」型など、覚え方は本によって違います。自分が続けやすいスタイルを選びましょう。

POINT
4. 音声・アプリで選ぶ

無料音声やアプリに対応していると、スキマ時間の学習やリスニング対策に役立ちます。最近の単語帳はQRコードやアプリ連携が主流です。

【一覧】高校生向け英単語帳の横断比較表

まずは全体像から。この記事で紹介する単語帳を、最新版・見出し語数・レベル帯・音声/アプリ・対応試験でまとめました(スマホは横スクロールで見られます)。

スクロールできます
単語帳最新版見出し語数レベル帯音声・アプリ対応試験
シス単5訂版約2000+多義180[1]基礎〜最難関音声DL共テ〜難関
ターゲット19006訂版1900[2]共テ〜難関アプリ+音声共テ〜難関
Stock30002018見出し1528[3]高校基礎〜共テ音声DL共テ・中堅私大
キクタンBasic改訂2版約1200[4]初級〜中堅私大アプリ+音声共テ基礎
速単 必修編8版(2025)約1900[5]基礎〜私大2次無料音声(QR)共テ〜難関
LEAP改訂版(2024)2300[6]基礎〜難関QR音声+動画難関・4技能
DUO 3.03.02600語/560文[7]標準〜難関アプリ・音声別売難関・一般
鉄壁改訂版(2020)約2000語超[8]東大・最難関音声別売最難関二次
パス単2026新版級による[9]英検2〜準1級アプリ英検
出典:各出版社公式(2026年7月時点)。語数は公式表記。鉄壁は公式に語数の明記なし。

※価格は改訂や販売店によって変わるため、最新の価格・版数は各リンク先でご確認ください。

筆者の体験
我が子のIB・英語学習を横で支えてきて痛感したのは、「どの単語帳が最強か」より〝その1冊をやり切れるか〟でした。進めていると他の単語帳が良く見えて買い足したくなるのですが、たいていは今の1冊をやり込む方が力になります。上の比較表で相性の良い1冊を選んだら、まずはそれを最後までやり切るのがおすすめです。

基礎固め〜共通テスト対応の英単語帳

まず1冊目に選びたい、基礎から共通テストレベルをカバーする定番です。どれも「頻出度順」で、優先順位の高い単語から効率よく覚えられます。

システム英単語(シス単)

駿台文庫の定番。最新は5訂版(2019年発行)で、入試に必出の単語約2000語+多義語180語を収録[1]。最大の特徴はミニマルフレーズ——短い句のかたちで「使われ方」ごと覚えられます。Stage1〜5のレベル別なので、基礎から最難関まで自分の到達度に合わせて進められます。

  • ミニマルフレーズで単語の使い方まで身につく
  • 頻出度順+レベル別で、途中でやめても重要語は押さえられる
  • 共通テストから難関大まで1冊で対応できる
  • 語源や関連語などの詳しい解説は少なめ
  • 例文が短く、やや無機質に感じる人もいる

こんな人におすすめ:まず王道の1冊目がほしい/効率よく受験語彙を固めたい高校生

英単語ターゲット1900

旺文社の超定番。6訂版で1900語を収録し、Part1(800語・共通テスト〜)/Part2(700語・難関大)/Part3(400語・最難関)と頻出度順に並びます[2]。1語1義+短い例文でテンポよく回せ、無料アプリ「ターゲットの友」で確認テストもできます。

  • 1語1義でテンポよく暗記できる
  • 頻出度順で「どこまでやるべきか」が明確
  • アプリ・音声など学習サポートが充実
  • 例文が単調で、使い方のイメージが弱いという声も
  • 語源や関連語の解説はあっさりめ

こんな人におすすめ:とにかく定番で確実な1冊がほしい高校生

英単語Stock3000

関正生氏監修「英単語Stock3000」(文英堂)は、見出し1528語(基本1249+トレンド279)を収録[3]。入試問題を分析した「今の入試に出る」単語選びと、1語ずつのコメント解説が特徴で、高校基礎から共通テストレベルの土台づくりに向きます。

  • 全見出し語にわかりやすいコメント解説
  • 今の入試傾向を反映した語彙選び
  • 関連語・類義語もあわせて覚えられる
  • 最難関大の語彙までは1冊でカバーしきれない
  • 例文は少なめで、使い方は別途補いたい

こんな人におすすめ:基礎からていねいに土台を作りたい高校生

キクタン

アルクの「キクタン」は、チャンツ(リズム音声)に乗せて“耳から”覚えるシリーズ。Basic(改訂第2版・約1200語、いわゆる4000語レベル)は初級〜中堅私大レベルに対応します[4]。専用アプリで発音を聞きながら学べるので、リスニング対策やスキマ時間の学習と相性が良いのが強みです。レベル別にEntry〜Superがあり、目標級や志望校に合わせて選べます。

  • リズム音声で楽しく続けやすい
  • 耳から覚えるのでリスニング力も伸ばせる
  • スキマ時間の学習に向く
  • 音を出せない環境では学習しにくい
  • 例文が少なく、使い方は他書で補いたい

こんな人におすすめ:音で楽しく覚えたい/リスニングも同時に鍛えたい高校生

標準〜難関大対応の英単語帳

基礎の1冊を固めたあと、志望校対策として使いたいレベルです。長文や例文の中で覚えるタイプが多く、読解力も一緒に伸ばせます。

速読英単語 必修編(速単)

Z会「速読英単語 必修編」は、長文を読みながらその中の単語を覚える“長文型”の代表格。最新は改訂第8版(2025年3月)で、約71本の英文と見出し約1900語(派生語を含めると約3300語)を収録[5]。単語と読解・速読を同時に鍛えられます。WEB無料音声(QR)付きで、音読やシャドーイングにも使えます。

  • 長文の中で覚えるので記憶に残りやすい
  • 語彙力と同時に読解・速読力が伸びる
  • 音声で音読・シャドーイングにも使える
  • 単純な暗記本より時間がかかる
  • ある程度の文法・読解力がないと使いこなしにくい

こんな人におすすめ:長文が苦手/単語と読解をまとめて鍛えたい高校生(基礎の1冊を終えた2冊目にも)

必携英単語LEAP(リープ)

竹岡広信氏の「必携英単語LEAP」(数研出版)は、改訂版(2024年11月)で約2300語を収録[6]。自分で使える「発信語彙(Active)」と、読んで理解できればよい「受信語彙(Passive)」を分けて示すのが特徴で、CEFR A1〜B2に対応。QRから音声・解説動画・ドリルも使えます。

  • 発信・受信で語彙を分け、4技能をバランス良く強化
  • 音声・動画・ドリルなど学習サポートが手厚い
  • 例文・解説がていねい
  • 独自の学習方法に最初は戸惑うことも
  • 情報量が多く、人によっては1周に時間がかかる

こんな人におすすめ:受験だけでなく、使える英語まで見据えたい高校生

DUO 3.0

「DUO 3.0」は、重要な単語・熟語あわせて2600語を560本の英文に凝縮した、例文型のロングセラー[7]。少ない英文で多くの語彙を一度に覚えられる効率のよさが魅力で、目安はTOEIC600〜780程度。復習用の音声(別売)と組み合わせる使い方が定番です。

  • 560本の英文で単語・熟語を一気に学べる
  • 文で覚えるので使い方・ニュアンスがつかめる
  • 復習効率が高い
  • レベルはやや高めで、基礎が固まっていないと難しい
  • 大学受験“専用”ではなく、志望校の頻出語とはズレる場合も
  • 音声(別売)を前提とした設計

こんな人におすすめ:例文で効率よく覚えたい/英語を幅広く伸ばしたい高校生

最難関大(東大・早慶)対応の英単語帳

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

「鉄壁」は、東大受験指導で知られる鉄緑会がまとめた最難関向けの一冊。改訂版(2020年)で、収録語数は公式に明記されていませんが見出しは約2000語超とされ[8]、語源・イラスト・関連語・確認問題まで含む圧倒的な情報量が特徴です。

  • 語源・関連語まで含む圧倒的な解説量
  • 東大・早慶など最難関の語彙を深く固められる
  • 確認問題で定着をチェックできる
  • 分量が多く、基礎が固まっていないと挫折しやすい
  • 1周にかなりの時間がかかる

こんな人におすすめ:東大・京大・早慶など最難関を本気で狙う高校生

※最難関志望でも、まずはシス単やターゲットで土台を作ってから取り組むのがおすすめです。

英検対策に特化した英単語帳

英検2級レベルまでなら、システム英単語やターゲット1900でも十分にカバーできます。専用の単語帳が特に活きるのは準1級以上。英検2級は関西8大学の英検利用まとめ(近畿大学の項)で見るように、実際の大学入試で加点・出願に使える場面が多く、対策の費用対効果が高いのも魅力です。

英検 でる順パス単

英検対策の定番が旺文社「英検 でる順パス単」。過去問分析による“でる順”で、合格に必要な語彙を効率よく固められます。2026年7月17日に、準1級は6訂版、2級は新装5訂版が発売予定です[9]。アプリ「英語の友」で音声・単語テストも使えます。

  • 過去問分析の“でる順”で効率的
  • 級ごとに必要な語彙が明確
  • アプリで音声・テストまで完結できる
  • 級ごとに買い替えが必要
  • 大学入試そのものの語彙対策は別書が必要

こんな人におすすめ:英検準1級以上を狙う/英検を大学入試に活用したい高校生

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「何点必要か」は分かっても、今の自分に何が足りないかは独学だと見えにくいところ。無料のカウンセリングで、今の英語力と目標を突き合わせてもらう手もあります。

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高校受験(中学生)向けの英単語帳

ここまでは高校生・大学受験向けですが、「高校受験用の単語帳を探している」という中学生も多いはず。中学範囲なら、次の2冊が定番です。

  • 中学英単語ターゲット1800(旺文社・五訂版/2026年2月)……でる順で1800語。QR音声+アプリ「学びの友」対応[10]
  • ランク順 中学英単語2000(学研・改訂版/2023年9月)……出る順で2000語。音声DL+ランク順アプリ対応[11]

どちらも高校入試の頻出語をカバーしています。高校に上がったら、上で紹介したシステム英単語やターゲット1900へステップアップしましょう。

英単語帳の効果的な使い方(周回法)

どの単語帳でも共通して大切なのは、「1冊を何度も繰り返す」こと。1回で完璧に覚えようとせず、ざっくり何周も回すのが定着の近道です。

  1. 1周目:意味をざっと確認しながら最後まで通す(完璧を目指さない)
  2. 2周目:覚えていない単語だけに印をつける
  3. 3周目以降:印のついた単語を中心に高速で回す
  4. 音声を使って発音も一緒に覚える(リスニング対策にもなる)

目安は「1冊を最低3周」。毎日少しずつでも、間隔をあけて繰り返すほど記憶に残ります。

よくある質問(FAQ)

高校生の英単語帳は何冊やればいい?

まずは1冊を完璧にするのが基本です。志望校が難関大なら、基礎の1冊を固めたあとに鉄壁や速単などの2冊目を足すと効率的。いきなり複数を並行すると、どれも中途半端になりがちなので注意しましょう。

高校1年生は何から始めればいい?

迷ったらシステム英単語かターゲット1900から。共通テストから難関大まで対応でき、早いうちに始めるほど後の学習がラクになります。

共通テストだけならどの単語帳がいい?

システム英単語やターゲット1900の頻出パートを固めれば十分対応できます。長文が苦手なら速読英単語 必修編を併用すると、読解と語彙を同時に伸ばせます。

アプリだけで英単語は覚えられる?

アプリは音声やスキマ学習にとても有効ですが、紙の単語帳との併用がおすすめです。多くの単語帳が無料アプリ・音声に対応しているので、「紙で覚えてアプリで確認」という使い分けが効果的です。

単語帳を周回しても英語だけ伸びない場合は、単語量ではなく別のところでつまずいているのかもしれません。英語だけ伸びない子の見直し方(集団塾から個別・家庭教師へ)で、つまずきの切り分け方と、今の塾を辞める・併用する・続けるの判断を整理しています。

まとめ

  • まず1冊目に迷ったら「システム英単語」か「ターゲット1900」
  • 長文型なら「速読英単語」、音で覚えるなら「キクタン」
  • 最難関は「鉄壁」、英検対策は「でる順パス単」
  • 大事なのは、1冊を何度も周回して完璧にすること

単語力がつけば、英語を武器に進路の選択肢も広がります。英語の総合力を伸ばせば、英語だけで受験できる大学まとめで紹介しているような、英語重視の入試方式も狙えるようになります。自分に合った一冊で、英語学習の土台を固めていきましょう。

単語帳の外で英語に触れる時間を作りたい方はこちらもどうぞ。


参考情報・出典(すべて2026年7月時点/各出版社公式)

  1. 駿台文庫「システム英単語」特設サイト
  2. 旺文社「英単語ターゲット1900」
  3. 文英堂「英単語Stock3000」
  4. アルク「キクタン【Basic】4000語レベル」
  5. Z会「速読英単語 必修編(改訂第8版)」
  6. 数研出版「必携英単語LEAP」
  7. アイシーピー「DUO 3.0」
  8. KADOKAWA「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」
  9. 旺文社「英検 でる順パス単」シリーズ
  10. 旺文社「中学英単語ターゲット1800(五訂版)」
  11. 学研「ランク順 中学英単語2000(改訂版)」

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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki IBDP修了生の父/教育・進路メディア運営

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。→ 運営者プロフィール・お問い合わせ

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