立命館宇治中学校・高等学校|関西初の一条校でIBDP認定校となった関西屈指の名門校

目次

立命館宇治の中学校・高等学校の詳細

基本データ

学校名立命館宇治中学校・高等学校
区分私立
所在地〒611-0031
京都府宇治市広野町八軒屋谷33番1
ホームページ立命館宇治中学校・高等学校
SNS[jin_icon_twitter]Twitter
[jin_icon_youtube]Youtube

立命館宇治は2002年度に中学校が開校したことで中高一貫校となりました。立命館附属校の中でも特に国際性に特化したコースやカリキュラムを持っていて、積極的に帰国生の受け入れを行い、また海外大学へも多数進学する生徒を輩出しています。

立命館学園の附属中学校・高等学校としての優位性を生かした、立命館大学、立命館アジア太平洋大学への学内進学制度を持っていることで、受験教育に依拠せず、大学進学後を見据えた社会人として活きる力を育成しているのも特徴です。

中学校の生徒数

学年男子女子
中学1年10271
中学2年8887
中学3年10087
※2022年5月1日

高校の生徒数

学年男子女子
高校1年208197
高校2年208215
高校3年187187
※2022年5月1日

立命館宇治中学校への入学

中学コース

立命館宇治中学校では以下の2コースに分かれています。

  • ICコース
  • IPコース

ICコース

ICコースは約20年続いているコースで、日々の授業ではタブレットなどを活用し、課題の提出や添削もネットワーク上で行われます。また英語ではグレード別授業を導入していて4技能(読む、聞く、話す、書く)を積極的に伸ばしてくれます。

IPコース

IPコースは2021年に新たに設置されたコースで、高校でのIBコースに直結するコースとなります。英語力の高い生徒が集まり、IBコース進学に向けて、数学、理科、社会、英語の授業を英語で受けます。

中学校入学試験の概要

募集人員

第1学年:180人
(帰国生徒・外国籍生徒40人を含む)
※IPコースおよびICコースの合計

試験区分、試験科目

2023年度の中学校入学試験日程、試験科目等については、下記のようになっていました。

出典:立命館宇治中学校

※「自己推薦」「i推薦」「SA推薦」「内申型」入試については、事前に出願資格の確認を受ける必要があります。
※「i推薦」で【IP方式】を選択した場合は、ICコースの判定も受けることになります。

国際入学試験

出典:立命館宇治中学校

※1 オンライン入試は、11月13日(日)のインターネット接続確認を欠席した場合、受験できません。

※11月入試はオンラインまたは本校会場のいずれか一方のみ出願可能。
※面接は保護者1名同伴。
※入学月は4月または9月。

出願資格

出典:立命館宇治中学校

入試倍率

2022年度入試結果

コース区分受験者数合格者数実質倍率
IPi推薦(A)12名6名2.00
一般(A)2名0名
11月国際34名21名1.62
1月国際6名3名2.00
ICi推薦(A)99名103名
(6名)
一般、内申(A)134名31名4.32
B日程223583.84
11月国際33名20名1.65
1月国際12名3名4.00

※()内はIPのi推薦からIC合格となったものの数

2021年度入試結果

日程区分受験者数合格者数実質倍率
A日程自己推薦68名68名1.00
i推薦21名21名1.00
SA推薦3名3名1.00
一般4科目
内申型
97名32名3.03
一般3科目25名10名2.50
B日程国算社選択163名37名4.41
国算理選択139名38名3.66
11月国際62名43名1.44
1月国際6名4名1.50

2020年度入試結果

日程区分受験者数合格者数実質倍率
A日程自己推薦50名50名1.00
i推薦14名14名1.00
SA推薦6名6名1.00
一般4科目
内申型
92名38名2.42
一般3科目28名16名1.75
B日程国算社選択155名63名1.75
国算理選択88名29名3.03
11月国際73名56名1.30
1月国際9名5名1.67
¥2,970 (2022/11/26 22:08時点 | 楽天市場調べ)

立命館宇治高等学校への入学

高校コース

出典:みんなの高校情報

立命館宇治高等学校では以下の3つのコースに分かれていますが、各コースともに偏差値は67と非常に高くなっています。

  • IGコース
  • IMコース
  • IBコース

IBコース

立命館宇治高校のIBコースでは、世界中の大学への出願入学資格を得られる国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)を履修するコースです。

1年生の時から国語以外の全教科を英語で学習し、DP開始後は「日本語」「日本文学」以外の授業は全て英語で行われます。

このIBコースでは、日本の高校卒業資格と国際バカロレアディプロマ資格の両方の取得が可能となる教育プログラムとなっています。

IMコース

IMコースでは、全員がカナダ、オーストラリア、ニュージーランドいずれかの国に1年間留学する事になります。この1年間の留学含めて高校を3年間で卒業します。

北半球(カナダ)に留学するクラスと、南半球(オーストラリア・ニュージーランド)に留学するクラスの2クラスが設けられていて、それぞれ留学に出発する時期は異なります。

留学は原則として、留学先の学校1校に対して1人、ホームステイ先にも1人となることで、異国の地で1人という状態となり、より英語スキルを向上させるとともに耐用性も養います。

IGコース

IGコースはそれぞれの興味関心にあう形で履修科目を選択できるので、自由度が非常に高いコースとなっています。

文系進学希望者が専門的な理科や数学を履修したり、理系希望者が第二外国語や芸術を履修することができたりします。

高校入学試験の概要

募集人員

第1学年
全日制普通科外部募集:180人
国際(帰国生徒・外国籍生徒):40人
※IGコース・IMコース・IBコースの合計

試験区分、試験科目

出典:立命館宇治高等学校

※1 IMコースは英語を含む面接。
※2 IBコースは英語による面接(保護者面接は日本語可)。小論文は出題・解答とも英語で行い、語数は550〜800wordsです。数学も出題・解答とも英語で行います。

IBコースはA日程のみ。また推薦は推薦Aのみ対象となっています。

推薦A

立命館宇治宇治高等学校を専願希望し、学業・人物ともに優れ、定められた資格要件を満たし、中学校長の推薦を受けた学生。

推薦B

立命館宇治高等学校の指定種目におけるスポーツ能力・人物ともに優れ、定められた資格要件を満たし、中学校長の推薦を受けた学生。

両日受験と第2志望

  • A日程とB日程を両日受験する場合、第1志望は同一コースとする必要があります。
  • IGコースを第1志望とする者は、IMコース・IGコースを第2志望とすることはできません。
  • IMコースを第1志望とする者は、IGコースのみ第2志望とすることができます。
  • IBコースを第1志望とする者は、IMコース・IGコースを第2志望とすることができます。
第1志望第2志望可否
IGコースIMコース×
IBコース×
IMコースIGコース
IBコース×
IBコースIGコース
IMコース

入試倍率

2022年度入試出願状況

募集定員出願数倍率
外部185名284名1.53倍
国際40名11月:96名
2月:13名
2.725倍

2021年度入試出願状況

募集定員出願数倍率
外部185名259名1.4倍
国際40名11月:131名
2月:9名
3.5倍

国際バカロレアコース

IBDP認定日2009年9月25日
1学年の人数約30名程度
言語英語DP

※2023年入試からはIBコースを2クラス化にする予定とのことです。

立命館宇治高校のIBコースは、日本の高校卒業資格と国際バカロレアディプロマ資格の両方が取得可能です。

授業は「日本語」「日本語文学」以外のすべての授業は英語で行われる英語DPを受講する事になります。

国際バカロレアコースの入学者選抜方法

IBコースへの入学は、推薦Aまたは専願入試からとなるので、どちらも専願が必須となっています。

【試験内容】
・数学:45分
・小論文:70分
・個人面接

※数学は出題・解答とも英語で行います。
※小論文は出題・解答とも英語で行い、語数は550〜800wordsです。
※面接は英語で行われます。(保護者面接は日本語可)

小論文・筆記試験の成績、個人面接および提出書類による総合評価により選考。

受講可能な科目一覧

Group1
Japanese A Literature
English A Language & Literature

Group2
Japanese B
English B

Group3
Global Politics
Business Management
Economics

Group4
Chemistry
Biology
Physics
Environmental Systems and Societies

Group5
Analysis and Approaches
Applications and Interpretation

Group6
Visual Arts

日本の文部科学省は国際バカロレア・ディプロマプログラム認定校における教育課程の基準の特例(文部科学省告示第127号)を認め、IB科目を履修すれば、それに対応する日本の科目「数学I」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「コミュニケーション英語Ⅰ」「総合的な探究の時間」の履修とすることになっています。

学費など費用について

中学校の学費(2022年度)

入学金120,000円
授業料(年額)638,000円
教育充実費(年額)291,000円
合計1,049,000円
※IPコースについては、コース費として150,000円(2022年度)が必要です。
※SAプログラムについては、プログラム費として30,000円(2022年度)が必要です。

高校の学費(2022年度)

入学金120,000円
授業料(年額)638,000円
教育充実費(年額)291,000円
合計1,049,000円
※上記以外に制服代、教科書代、研修旅行、諸会費等の費用が必要です。
※入学前にノートパソコンの購入が必要です。
【IMコース】
・IMコース費:70,000円(2022年度)
・留学費用:2,750,000円程度
※費用は留学先により変わる
・語学力によっては事前研修費用
【IBコース】
・IBコース費:750,000円(2022年度)
・IB諸費:55,000円(2022年度)

奨学金

立命館宇治高等学校学業奨励奨学金

高い外国語能力または理数学力を有し、学業が著しく優秀で、入学後学校に貢献することのできる者から奨学金受給者を決定し、奨学金を給付して学業を奨励するものです。

給付金額1名につき500,000円とし、年度毎に給付。
(年度毎に成績審査有り)
給付人数18名(内部進学生徒・国際入試および国内入試合格者より選出)
選考方法書類審査の後、該当者は面談を実施します。

川田平八郎奨学金(IMコース海外留学支援金)

IMコース入学希望者で高い外国語能力を有し、学業が著しく優秀で、入学後学校に貢献することのできる者の中から受給者を決定し、留学支援金を給付して留学を支援するものです。

給付金額1名につき300,000円とし、入学初年度の4月に給付。
給付人数6名(内部進学生徒・国際入試および国内入試合格者より選出)
選考方法書類審査の後、該当者は面談を実施します。

寮について

2022年度の寮費などは以下のようになっていました。

入寮費150,000円
寮費480,000円/年
食費1,274円/月
寮生会費2,400円
寮生会入会金1,000円

http://www.ritsumei.ac.jp/uji/introduce/dormitory/

IBDP資格取得実績

2022年3月の卒業生の最終結果

  • 合格率:100%
  • 平均スコア:39点/45点

うち、86%の生徒が35点以上、57%の生徒が40点以上を獲得したようで、下記の予測スコアとの比較を見てみると、予測スコアよりも最終スコアが大幅に上昇しています。

合格率平均35点以上40点以上
予測スコア95%35.980.95%42.85%
最終スコア100%39.0485.71%57.14%

大学合格・進学実績

朝日新聞出版
¥2,420 (2022/11/28 18:57時点 | Yahooショッピング調べ)

2021年度(2022年3月卒業)

  • 立命館大学への学内進学:299人
  • 立命館アジア太平洋大学:7人
  • 他大学、他進路:50人
    • うち海外大学:18人

他大学の主な進学先としては、大阪大学、和歌山大学、青山学院大学、国際基督教大学、明治大学、鹿児島大学、横浜市立大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学などがあります。

学校Ranking
アメリカCalifornia Institute of Technology2
イギリスImperial College London12
イギリスUniversity College London18
カナダUniversity of British Columbia37
オーストラリアThe University of New South Wales70
アメリカCase Western Reserve University126
オランダMaastricht University127
ニュージーランドUniversity of Auckland137
※The World University Ranking2022

2020年度(2021年3月卒業)

  • 立命館大学への学内進学:311人
  • 立命館アジア太平洋大学:5人
  • 他大学、他進路:50人
    • うち海外大学:12人

他大学の主な進学先としては、東京外国語大学、岡山大学、京都府立医科大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学、青山学院大学、国際基督教大学などがあります。

学校
アメリカUniversity of California, Davis
Earlham College
Tufts University
Grinnell College
カナダUniversity of Toronto
イギリスUniversity of Manchester
University of Glasgow
オーストラリアUniversity of Melbourne
University of Queensland
Monash University
ニュージーランドThe University of Auckland
オランダUniversity of Amsterdam
Leiden University
Utrecht University
シンガポールNanyang Technological University

免責事項
当サイトに掲載する情報の正確性について万全を期しておりますが、その内容の完全性、正確性、有用性、安全性等については、いかなる保証を行うものでもありません。また、当ウェブサイトの内容や情報は、あくまでも掲載時点における情報であり、予告なく変更・改訂される場合や、時間の経過により掲載情報が実際と一致しなくなる場合等があります。
情報が不正確であったこと及び誤植があったことにより生じたいかなる損害に関しても、また、掲載情報に基づいて利用者が下した判断および起こした行動によりいかなる結果が発生した場合においても、その責を負いませんので予めご了承ください。

記事内容に誤りがありましたら
以下のフォームよりお知らせください。

    この記事をシェアする
    目次