共通テストの英語リーディングで時間切れにならないだろうか…
共通テストの英語は、文章量が非常に多く、効率的に時間を使わないと最後まで解き切ることが難しくなります。80分という限られた時間内で、どのように戦略を立てるかが重要なカギとなります。
この記事では、時間配分の目安や効果的な解き方のコツを分かりやすく解説し、さらに、信頼できる4つのサイトが提案する時間配分についても比較し、それぞれの特徴やメリットについて詳しく紹介します。
時間配分が重要な理由
共通テスト英語は「時間との勝負」とも言われます。その理由は以下の通りです
- 文章量が多い
過去の共通テスト問題を見ても、1つの長文だけで数百単語に及ぶものが複数存在します。 - 問題形式が多様
短文整理や複数資料の読み取り、長文問題など幅広いスキルが求められます。 - 時間管理が求められる
1問に時間をかけすぎると、他の問題に手をつけられず、大幅な失点につながる可能性があります。
時間配分を意識して練習することで、本番で焦ることなく最後まで解き切ることが可能になります。また、適切な時間戦略を知ることで、最も効率よく高得点を目指すことができるのです。
- 長文問題を解き終えられずに高配点部分を失点する。
- 第1問や第2問で時間を使いすぎて、後半の難問に時間を残せない。
- プレッシャーや焦りがミスを誘発し、効率がさらに悪化する。
共通テスト英語リーディングの出題構成
共通テスト英語のリーディングは、すべてマーク式で出題され、80分で解き切らなければいけません。
また、リスニングと合わせて200点満点のうち、リーディングは100点分を占めています。
リーディングの出題構成
| 大問 | 内容 | 問題量 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 第1問 | 短い文章の情報整理問題 | 短文2〜3題 | 要点を素早く見つける力 必要な情報だけを素早く読み取り、不要な部分は読み飛ばす。 |
| 第2問 | 複数資料の読み取り問題 | グラフ・表 | 情報を整理するスキル 表やグラフの中で「どの情報が必要か」を見極める。 |
| 第3問 | 複数の選択肢からの適切な選択 | 複数短文 | 内容を正確に読み取る力 設問を先読みし、選択肢の中で矛盾しないものを素早く選ぶ。 |
| 第4問 | 長文のメール・広告問題 | 1つの長文 | 文章全体の流れを把握する 具体的な情報（日時・人物・数値）を優先して探す。 |
| 第5問 | 論説文（要約含む） | 複数段落の長文 | 段落ごとに要点を整理 論理の流れや指示語に注目。 |
| 第6問 | 小説や論説の長文 | 物語形式 | 全体像を把握し要約する力 物語の流れや登場人物の心情に注目。 |
合計時間は80分。大問ごとの時間管理が高得点のカギです。
推奨される時間配分の比較
| サイト名 | 第1問 | 第2問 | 第3問 | 第4問 | 第5問 | 第6問 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NOE·CRE | 10分 | 10分 | 15分 | 15分 | 15分 | 15分 |
| アガルートコーチング | 8分 | 8分 | 12分 | 12分 | 20分 | 20分 |
| 武田塾 | 10分 | 10分 | 12分 | 12分 | 18分 | 18分 |
| BLOOM | 8分 | 8分 | 12分 | 14分 | 19分 | 19分 |
- 短文問題が得意な人
NOE·CREのバランス型が最適。 - 長文重視で得点を伸ばしたい人
アガルートコーチングやBLOOM。 - 全体的にバランスよく解きたい人
武田塾の配分がオススメ。
それぞれの特徴
バランス型。後半の長文に時間を確保する。短文問題は素早く処理することを推奨しており、特に第5問・第6問の長文読解では設問を先読みしてから内容を把握することを重視しています。
長文重視型。後半に多く時間をかける戦略。短文問題（第1問・第2問）を素早く解答することで時間を短縮し、その分を第5問・第6問の長文に充てることを推奨。特に長文問題では、設問先読みと要点を押さえた読解を重視しています。
長文にゆとりを持たせるバランス重視の配分。第3問では設問を先読みして素早く選択肢を絞ることを推奨し、第5問では段落ごとの要約を意識しながら要点を整理することがポイントとされています。特に後半の長文問題では、全体の構成を把握しつつ、重要な箇所に時間をかけることが求められます。
最後の長文を重視し、後半に時間を集中させる戦略。第5問・第6問では、段落ごとの要点を把握しながら設問に答えることで効率よく解答することが推奨されています。また、本文全体の構成やキーワードに注目し、不要な部分を読み飛ばすことで時間を節約し、重要箇所に集中する工夫が求められます。
効果的な時間配分の練習法
1. 模試や過去問を活用する
- 時間を測る
80分の制限時間内で解く練習を繰り返す。 - 弱点を見つける
時間がかかった箇所やミスが多かった部分を分析し、改善する。
2. タイムアタック練習
- 第1問・第2問は10分以内で解く練習を重ねる。
- 第3問以降は15分前後で効率的に読み解く訓練を行いましょう。
3. 長文問題の攻略ポイント
- 設問を先読みする
設問を確認してから本文を読み始めることで、重要な部分を意識して読み進められます。 - キーワードに注目する
数字、日付、固有名詞などの情報がヒントになることが多いです。 - 段落ごとに要点を整理する
全体像をつかみ、設問に正確に答えられるよう意識しましょう。
時間配分をマスターして高得点へ
共通テスト英語は、時間配分と戦略が合否を分ける重要なポイントです。
- 自分に合った時間配分を見つける
- 80分で通し練習を繰り返し行う
- 設問を先読みし、効率よく解答を進める工夫をする
各学習塾などの提案を参考に、自分の強みや弱点に合わせた戦略を選びましょう。
焦らず最後まで解き切る力を身につけて、共通テスト本番で最高の結果を手に入れましょう！