留学必須の大学一覧【国公立5・私立23】行けないと卒業できない?

卒業に留学が必須の大学・学部は、国公立5校と私立23校の計28校です。ここで数えたのは、大学の公式資料が学部や、学部の中の学科・コースの全員に留学を課しているものだけです。国内のプログラムでも済む学部や、決まりの上で受けないことにできる学部は数えていません。

行けなかったら卒業できないのか。その扱いを公式に書いている大学は、28校のうち8校しかありません。たとえば近畿大 国際学部は、まったく留学しないと卒業できないと明記しています。例外を書いている大学もありますが、健康などやむを得ない事情や、相手国の事情のときです。お金を理由に行かなくてよいと書いた大学は、1校もありませんでした。

そのため編集部は、扱いを書いていない大学についても、行けなければ卒業に必要な単位がそろわないと考えて選ぶのが安全だと見ています。同じ「必須」でも、期間は10日間程度の短期から2年間までと大学によって違います。費用の目安を示している大学では、授業料とは別に少なくとも数十万円かかり、1年間の留学では数百万円になる大学も多くあります。

この記事では、候補の大学の留学に「うちの家庭で本当に行けるか」を、出願前に見極められます。

目次

留学が卒業に必須の大学・学部一覧(国公立5・私立23)

この記事で「必須」と呼ぶのは、大学の公式資料が、その学部・学科(学部の中をさらに分けたもの)・コースの全員に留学を課しているものです(大学がオンライン留学を留学として認める場合を含みます)。

ただし、公式資料で「国内のプログラムでも可」「選択科目」とされている学部や、決まりの上で受けないことにできる学部は数えていません。審査に通らなければ別の専攻で卒業を目指す形で、全員には課していない学部も数えていません。

国公立で留学が必須の大学・学部(5校)

所在地の北から並べています。

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大学・学部
(必須の範囲)
所在地期間・時期行かない・行けないとき
国際教養大(公立)全学秋田県1年間(多くは2年生の冬から3年生の秋に出発)。全学生が留学先で専門の授業を受け、卒業に必要な単位を取る公式に記載なし(4年で卒業できる、とは書かれている)
千葉大 全学部千葉県留学で2単位以上を取る(10日間程度の短期プログラムからでよい)。オンライン留学も選べる(2026年度新入生)オンライン留学で満たせる。個人で手配した留学が認められるかは学部の判断
山口大 国際総合科学部山口県2年生の後期から1年間行けないときの扱いは公式に記載なし。2025年度の授業の説明(シラバス)「グローバルイヤー準備」には、日本に残る学生は日本での研究計画を立て、留学する場合と同様の研究計画書を作る、と書かれている(4年で卒業できる、とは書かれている)
九州大 共創学部(外国人留学生を除く全員)福岡県交換留学=2〜4年生で1学期〜1年/海外インターンシップ(海外の企業などで働く体験)等=8日以上1年未満/短期留学・研修=おおむね1か月以内。語学研修だけの留学は認められない公式に記載なし
長崎大 多文化社会学部(オランダ特別コースだけ)長崎県3年生の後半〜4年生の前期にオランダのライデン大学公式に記載なし(成績が規定に届かないときの扱いも書かれていない)

千葉大は、海外へ行かずオンライン留学でも満たせます。

国公立でいちばん負担が軽く見えるのは千葉大です。全学部で必須ですが、2単位以上を10日間程度の短期から取れて、渡航しないオンライン留学も選べます。

国際教養大は、全学生が留学先で卒業に必要な単位を取る大学です。留学に行くには、TOEFL ITPで550点相当以上とGPA(大学の成績の平均)2.50以上が要ります。

表の見方です。

  • 「必須」は、資料では「必修(必ず取る授業)」「卒業要件(卒業に必要な単位の決まり)」「必須」などと書かれています。
  • 数えたのは大学の数(校数)です。立教大・明治学院大・昭和女子大は、必須の学部・学科が2つあるので、表では2行になっています。
  • 「行かない・行けないとき」の列の「公式に記載なし」は、編集部が見た公開ページに書かれていなかった、という意味です。例外が無い、という意味ではありません。行けないときにどうなるかは大学で違うので、次の章で書きます。
  • 「—」は、編集部が見た資料で確かめられなかった項目です。
  • 交換留学は、大学どうしの約束(協定)で学生を送り合う留学で、授業料は日本の大学に払い、留学先の授業料は払わない形が多くあります。協定留学は、大学が協定を結んだ海外の大学への留学です。
  • GPAは大学の成績の平均です。TOEFL ITP・TOEFL iBT・IELTS・TOEICは英語の試験です。
  • 費用の章の表の金額は、大学が示している目安です。日本の大学に払う授業料、渡航費、滞在費のどれを含むかは大学ごとに違うので、含むものを一緒に書きました。
  • 2026年9月に見た資料の内容です。年度が書かれている行は、その年度を書きました。2027年度入学生にも同じ制度が続くかは、編集部は続くと見ていますが、出願前に確かめてください。

私立で留学が必須の大学・学部(23校)

所在地の北から、同じ都道府県の中は大学名の五十音順で並べています。

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大学・学部
(必須の範囲)
所在地期間・時期行かない・行けないとき
神田外語大 グローバル・リベラルアーツ学部千葉県1年生の前期の短期留学(海外スタディ・ツアー2週間程度)と、3年生の後期の長期留学(1学期間)の両方参加しなければ卒業できないと明記。健康上の理由や直前の事故などは大学に相談
学習院大 国際社会科学部東京都4週間以上(短期4〜6週間・1学期間・2学期間のどれでもよい)。時期は1年生の春休み〜4年生の夏休みから選ぶ公式に記載なし
昭和女子大 国際学部東京都国際教養学科=2年生の後期に昭和ボストン(昭和女子大のアメリカ・ボストンの拠点)/国際学科=全員が長期留学(中国語・韓国語・ベトナム語・スペイン語は2学期間、ドイツ語・フランス語は昭和ボストン15週間)/国際日本学科=基本は2年前期に昭和ボストン公式に記載なし
昭和女子大 グローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科東京都2年生の前期に全員が昭和ボストン公式に記載なし
創価大 国際教養学部東京都1年生の春休みの短期研修(海外約2週間+国内約1週間)と、2年生の秋学期の1学期間の留学の両方公式に記載なし
東洋大 国際学部 グローバル・イノベーション学科(留学生入試の入学生を除く)東京都1学期間か2学期間の長期留学公式に記載なし
武蔵野大 グローバルコミュニケーション学科(令和7年度入学生から)東京都2年生で約4か月公式に記載なし(選考に落ちたときの行き先だけ書かれている)
明治学院大 法学部 グローバル法学科東京都「留学科目」8単位以上。秋学期の約3〜5か月公式に記載なし(2021年度は感染拡大で全員中止、国内の代わりの授業を実施)
明治学院大 経済学部 国際経営学科(2015年度以降入学生)東京都2年生の秋学期に3〜5か月公式に記載なし
立教大 異文化コミュニケーション学部東京都原則全員参加。1学期間〜1年間公式に記載なし
立教大 GLAP(Global Liberal Arts Program)東京都全員が2年生の秋学期〜3年生の春学期の1年間。休学しての留学はできない公式に記載なし
早稲田大 国際教養学部(日本語が母語の学生)東京都1年間。4月入学は原則2年生の秋学期から公式に記載なし
青山学院大 地球社会共生学部神奈川県(相模原)タイ・マレーシア・インドネシアへ半期以上。時期は学部が指定し、個人の事情では変えられない原則は必要。やむを得ない事情を学部が認めれば、3年生で国内の科目「アジア理解」を取って代わりにできる
愛知大 現代中国学部(中国人留学生を除く全員)愛知県2年生の第3セメスター(大学に入って3つ目の学期)の約4か月(3月中旬〜7月初旬)。南開大学(天津)・国立台湾師範大学(台北)・南方大学学院(マレーシア)のどれか公式に記載なし
同志社大 グローバル・コミュニケーション学部(英語コース・中国語コース)京都府1年間公式に記載なし(4年で卒業できる、とは書かれている)
同志社女子大 国際教養学科(2025年度以降入学生)京都府2年生の秋学期から1年間(学科の留学ページでは1学期間も)公式に記載なし
立命館大 国際関係学部 JDP(アメリカン大学と両方で学ぶプログラム)京都府2年生の秋学期から4年生の春学期までの2年間、アメリカン大学で学ぶ1年生の終わりに英語のスコアが届かないと4年で卒業できない。希望すれば、選考を経て同じ学部の国際関係学科へ移れることがある
龍谷大 国際学部 グローバルスタディーズ学科京都府1学期以上の提携留学(大学が提携する留学先への留学)か交換留学留学しないと卒業できないと明記
関西大 外国語学部大阪府2年生(または2年生以降)で1年間相手国の事情(感染症・災害・政情)で実施できないときは代わりの措置。本人の事情のときは公式に記載なし(4年で卒業できる、とは書かれている)
関西外国語大 英語キャリア学部 英語キャリア学科大阪府3年生で1年間(原則全員)公式に記載なし(審査に通らないときの扱いも書かれていない)
近畿大 国際学部大阪府1年生の後期から全員が1年間まったく留学しないと卒業できないと明記。修学支援新制度(国の授業料減免と給付型奨学金の制度)の対象者などで費用が払えない人は、期間が短くなる場合がある(国際学部の中のグローバル専攻のみ)
関西学院大 国際学部兵庫県短期(約2週間〜1か月)・中期(約4〜6か月)・長期(約6か月〜1年)・海外インターンシップなどのどれか健康上の理由などで留学せずに卒業することはできるが、あくまで例外
甲南大 グローバル教養学環(STAGE)兵庫県中・長期留学と短期留学の「ダブル留学」(2つの言語圏)公式に記載なし(4年で卒業する計画が立てられる、とは書かれている)
神戸学院大 グローバル・コミュニケーション学部兵庫県英語コース・中国語コースは3年生の前期(日本語コースは企業インターンシップ)必ず留学する必要があると明記(卒業の要件のため)
梅光学院大 国際学部 国際言語文化学科(国際教養・英語コミュニケーション・中国語コミュニケーション・韓国語コミュニケーションの4専攻)山口県1年間(国際教養専攻は1年生の後期〜2年生の前期、ほかの3専攻は2年生)公式に記載なし(4年で卒業できる、とは書かれている)
宮崎国際大 国際教養学部宮崎県2年生の後期に16週間。英語圏5か国の11大学公式に記載なし

愛知大は、現地で学ぶ中国語の科目(応用中国語Ⅰ〜Ⅷ)が、授業の取り方の決まり(履修規程)で「必修」になっています(2025年度以降入学生)。留学そのものを「必修」と書いているわけではありませんが、現地に行かないとこの必修の科目が取れないので、編集部は必須に数えました。

私立の23校のうち、1年間行く大学と、短期でよい大学・学期単位の大学が混ざっています。受験校の候補に入れる前に、期間の列と、費用の章の表を必ず一緒に見てください。

全員が対象でも「必須」に数えなかった大学・学部

次の6つは、全員が参加する、または全員が対象のプログラムがありますが、この記事の「必須」には数えていません。

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大学・学部所在地数えなかった理由
神戸大 国際人間科学部兵庫県国内のプログラムでも可。2025年度入学生から、海外と国内のどちらか一方を選ぶ形になった。交換留学に選ばれた後は、基本的に辞退できない
武庫川女子大 英語グローバル学科兵庫県選択科目。学科のページはアメリカ分校への約4か月の留学を「全員参加」と書くが、大学の規則(学則)の表では留学の科目が選択の欄にある
専修大 国際コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科東京都選択科目。学部のページは2年生の春学期に「全員が海外留学」と書くが、2026年度の学修ガイドブックの専門科目一覧では、海外研修の授業8つがすべて選択(選んで取る授業)の印になっている。行き先は、1年生の4月に選んだ外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・コリア語のどれか)の言語圏か英語圏
文教大 文学部 外国語学科埼玉県国内のプログラムでも可。2年生の春学期の「1セメスター留学」(1学期間の留学)は全員参加だが、国内の教育機関のプログラムも選べる。学科の特長ページは「全員必修」「全員が海外留学」と書いていて、大学の資料の中で書き方が食い違う
立命館大 グローバル教養学部 ANUデュアル・ディグリー京都府全員には課していない。ANU(オーストラリアの大学)に1年間留学する予定だが、ANUの入学審査に通らなければ、立命館の別の専攻(RU専攻=立命館だけで学ぶ専攻)で立命館の学位を目指す。立命館大は国際関係学部のJDPで数えている
立教大 経営学部 国際経営学科東京都決まりの上で受けないことにできる。1年生の夏に3週間の海外短期留学が「原則全員参加の自動登録科目」だが、英語のスコアと海外生活の経験があれば授業の登録を取り消せる。冬への時期変更の決まりもある

神戸大は、ほかのサイトの一覧では今も「留学が必須」として載っていることがあります。2025年度入学生からは国内も選べるので、海外に行くことが条件の大学を探しているなら、この違いを出願前に確かめてください。

行かない・行けないと卒業できない? 28校のうち公式が書いているのは8校

先に答えを書きます。28校の内訳は、行かない・行けないときの扱いを公式に書いている大学が8校、オンライン留学で満たせると書いている千葉大が1校、公開ページに扱いが見つからなかった大学が19校です。

行けないときの扱い=28校の公式の書き方

青い区画が、例外や代わりの科目がある3校です。

4
3
公式に記載なし 19

公式が書いている 8校

行かないと卒業できない 4校
例外や代わりの科目がある 3校
健康など 2校
相手国の
事情 1校
お金を理由
なし
英語のスコアが届かないと4年で卒業できない 1校
海外に行かなくても満たせる(オンライン留学) 1校
公式に記載なし 19校

記載なしの19校は、公開ページに扱いが見つかりませんでした。

公式の書き方大学
行かないと卒業できない近畿大・龍谷大・神戸学院大・神田外語大
例外や代わりの科目がある青山学院大・関西学院大・関西大(関西大は相手国の事情のときだけ)
英語のスコアが届かないと4年で卒業できない立命館大 JDP
海外に行かなくても満たせる千葉大(オンライン留学)
公式に記載なし残りの19校

お金を理由に「行かなくてよい」と書いた大学は、1校もありませんでした。

「行かないと卒業できない」と書いている大学(4校)

近畿大 国際学部のFAQには、留学先での単位の修得が卒業要件なので、まったく留学しない場合は卒業できないと書かれています。

龍谷大 国際学部 グローバルスタディーズ学科のQ&Aは、「留学に行かないと本当に卒業できないのですか」という問いに「できません」と答えています。

神戸学院大 グローバル・コミュニケーション学部も、「事情により留学に行けない場合はどうなりますか」という問いに、卒業の要件なので必ず留学する必要がある、と答えています。

神田外語大 グローバル・リベラルアーツ学部の学生便覧には、留学に参加しなければ卒業できない、と書かれています。入学後に健康上の理由や直前の事故で参加が難しくなったときは、大学の国際戦略部に相談するように、とも書かれています。相談すれば行かずに卒業できるのかまでは、書かれていません。

例外や代わりの科目がある大学(3校)

青山学院大 地球社会共生学部は、卒業には原則として留学が必要だと書いています。そのうえで、心身の状態で安全な留学が難しいなど、やむを得ない事情を学部が認めた場合は、3年生で国内の科目「アジア理解」を取れます。2026年度の授業要覧(学部の授業の案内)にも、留学を辞退した人はこの科目を取る、と書かれています。

関西学院大 国際学部のFAQには、健康上の理由などで留学せずに卒業することはできるが、あくまで例外としている、と書かれています。

関西大 外国語学部の代わりの措置は、感染症・自然災害・政情など、相手国の事情でプログラムが実施できないときの話です。本人の病気や辞退のときの扱いは、公開ページに見つかりませんでした。

3校とも、例外は健康や相手国の事情です。お金を理由にした例外は書かれていません。

英語の点数や成績の条件に届かないと、時期が遅れる・中身が変わる大学

卒業できないとは書いていなくても、英語のスコアや成績が条件に届かないと、留学の時期や中身が変わる大学があります。

大学条件に届かないとき
立命館大 JDP1年生の終わりに英語のスコアが届かないと、4年で卒業できない。希望すれば、選考を経て同じ学部の国際関係学科へ移れることがある
青山学院大 地球社会共生学部条件を満たした時点で留学するので、3年生の後期以降になる。1年の終わりに留学先の決めるGPAを下回ると、留学が取り消しになる
神田外語大 グローバル・リベラルアーツ学部TOEFL ITP530点に届かないと、学部の授業ではなく語学コースへの留学になることがある
近畿大 国際学部英語が一定のレベルに届かないと、語学留学だけで留学期間が終わることがある
武蔵野大 グローバルコミュニケーション学科協定留学の選考に落ちると、2年生の前期の全員留学プログラムに参加する

国際教養大(TOEFL ITP550点相当以上・GPA2.50以上)や長崎大(規定より上の成績)のように、留学の条件だけを書いて、届かないときの扱いを書いていない大学もあります。ウェブでは、国際教養大で英語の基準を満たさないと留学できず卒業が遅れる、という声があります。

公式に書いていない大学は、行けないとどうなる?

19校は「必修」「卒業要件」「全員」と書いているだけで、行けないときの扱いは公開ページに見つかりませんでした。学生便覧(入学後の学生向けの手引き)や規程など、公開されていない資料に書かれている可能性はあります。早稲田大 国際教養学部の留学ガイドブックは開けず、学習院大 国際社会科学部の規程はパスワードで保護されていて読めませんでした。

ウェブの声は割れています。知恵袋では、2年生で留学が必須でお金が無ければ留年かと聞いた高校3年生に、「留年ではなく退学」「受験先から外すべき」という回答が集まっていました。一方で、在学中の人が「自分の大学は辞退もでき、辞退したら学部が指定する講義で卒業の単位を取る」と書いた声もあります(どちらも大学名は書かれていません)。

書いていない大学を選ぶときは、どう考えればいい?

編集部は、この割れ方を、大学ごとに扱いが違うことの表れだと見ています。そのうえで、公式に書いていない大学は、行けなければ卒業に必要な単位がそろわない前提で選ぶのが安全だと考えます。

理由は、扱いを明記した8校のうち、行かずに卒業できる道を書いたのは、健康などやむを得ない事情(青山学院大・関西学院大)と相手国の事情(関西大)のときだけで、お金を理由に行かなくてよいと書いた大学は1校もなかったからです。近畿大の期間の短縮も、修学支援新制度の対象者などに限られています。

ウェブでは、入学後に留学費用の大きさに驚いて別の学部に移ること(転部)を考えたものの、近畿大 国際学部は留学が1年生の後期から始まるので間に合わない、と気づいた人の声もありました。行けないときにどうするかは、入学してからでは選べる道が少なくなります。

短期やオンラインでも必須を満たせる大学はどこ?

同じ「必須」でも、1年間の留学と2週間の留学では、費用も準備も大きく違います。短い期間から選べる大学は次のとおりです。

大学いちばん短い形
千葉大 全学部10日間程度の短期プログラムから。渡航しないオンライン留学も選べる
関西学院大 国際学部短期留学(約2週間〜1か月)。参加費は約25〜100万円
九州大 共創学部短期留学・研修(おおむね1か月以内)。語学研修だけの留学は認められない
学習院大 国際社会科学部4週間以上(研修日数28日以上)。短期は約30〜100万円
(数えていない)神戸大 国際人間科学部2025年度入学生から、海外ではなく国内のプログラムも選べる

1年間の留学が負担になりそうなら、千葉大・関西学院大・九州大・学習院大のように短い形を選べる大学から、候補を広げられます。

反対に、1年間が前提の大学は、国際教養大・山口大・同志社大 グローバル・コミュニケーション学部・関西大・関西外国語大・近畿大・立教大 GLAP・早稲田大 国際教養学部などです。創価大と神田外語大は、短期の研修と学期単位の留学の両方が必須です。

留学が必須の28校を、期間の長さで並べる

青い段が1年間です。(2回)は、短期と、それより長い留学の両方が必須の大学です。

短期でよい(10日間程度〜4週間以上)
千葉大(オンライン留学も選べる)九州大学習院大関西学院大
3〜5か月・1学期間
神田外語大(2回)昭和女子大創価大(2回)東洋大武蔵野大明治学院大立教大(異文化コミュニケーション学部)青山学院大愛知大龍谷大宮崎国際大神戸学院大
1年間
国際教養大山口大立教大(GLAP)早稲田大同志社大同志社女子大(1学期間も)関西大関西外国語大近畿大梅光学院大
2年間
立命館大(JDP)
「○か月」「○年間」と書いていない
長崎大(3年生の後半〜4年生の前期)甲南大(2回)

一覧の表の「期間・時期」の列から、選べる形のうちいちばん短い形の段に置きました。立教大は学部で段が分かれます。

留学先は自分で選べる? 成績・英語のスコア・選考で決まる

留学先は、希望を出したうえで、成績(GPA)・英語のスコア・選考で決まる大学がほとんどです。宮崎国際大は、選ぶ順番をくじ引きで決めています。

ウェブでは、「語学に自信がないけれど、みんなで同じ場所に行くなら頑張れる」という高校生の質問に、「みんなで同じ場所に行くとは限らない」という回答がついていました。全員が留学する学部でも、行き先は1人ずつ決まるので、希望の国や大学に行けるとは限りません。

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大学行き先の決まり方入学後の条件の例
国際教養大—TOEFL ITP550点相当以上・GPA2.50以上
山口大 国際総合科学部留学先が決めるIELTS等の受け入れ基準もクリアするTOEIC600点以上・GPA2.0以上
九州大 共創学部短期留学・研修は、語学力などを条件に学内で募集・選考—
長崎大 多文化社会学部学内選考TOEFL iBT61点以上かIELTS5.5以上など
青山学院大 地球社会共生学部書類・IELTS・GPAで学部が決めるGPA1.5以上・IELTS5.0以上など
神田外語大 グローバル・リベラルアーツ学部希望が枠を超えると調整3年生の留学は、申し込むとき(2年生の秋学期)にTOEFL ITP550点程度(530点未満は語学コース)
学習院大 国際社会科学部行き先は学生が自分で計画し、学部の審査を受ける。協定留学は学内選考—
武蔵野大 グローバルコミュニケーション学科協定留学は書類・面接の選考。落ちたら2年生の前期の全員留学プログラムに参加—
同志社大 グローバル・コミュニケーション学部TOEFL ITP・1年生の春学期のGPA・希望調査で9月に決定7月のTOEFL ITPを全員が受ける
同志社女子大 国際教養学科英語力と学内成績で1大学10名までIELTSのスコアが基準
近畿大 国際学部英語のレベル・高校の成績・予防接種など希望どおりにならないことがある
龍谷大 グローバルスタディーズ学科書類選考・面接留学先ごとに語学の要件とGPA
関西大 外国語学部1年生の夏頃に選ぶ。留学先ごとに定員と入学条件—
関西外国語大 英語キャリア学科留学資格審査。留学先は大学が最終決定—
神戸学院大 グローバル・コミュニケーション学部希望届で選考、偏れば成績と外部の検定試験希望どおりにならないことがある
立教大 GLAP入学後半年で学内選考(面接・志望理由書・GPA・英語の試験の点数)留学先ごとに違い、多くは入試の出願時の基準(TOEFL iBT72・IELTS5.5)より高い。英検では留学に出願できない
早稲田大 国際教養学部1年生の10〜12月の学内選考—
立命館大 JDP—TOEFL iBT85点以上・IELTS6.5以上など
梅光学院大 国際学部 国際言語文化学科専攻ごとに決まった大学へ行く(国際教養・英語コミュニケーション=マレーシアINTIインターナショナル大学/中国語コミュニケーション=中国 青島大学/韓国語コミュニケーション=南ソウル大学校)—
宮崎国際大 国際教養学部1大学に原則10人。選ぶ順番はくじ引き—

条件は入学後に取れば間に合う大学が多いので、英語に今は自信がないことは、候補から外す理由にはなりません。編集部が見るべきだと考えるのは、条件の高さです。青山学院大のIELTS5.0と、立命館大 JDPのIELTS6.5では、入学後に必要な勉強の量がかなり違います。

文部科学省の「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(平成30年3月)では、IELTS4.0〜5.0と英検2級の合格スコア(1980)が同じB1の段階、IELTS5.5〜6.5と英検準1級の合格スコア(2304)が同じB2の段階に入っています(TOEFL iBTは42〜71がB1、72〜94がB2。TOEFL ITPはこの表に載っていません)。

入学後の英語の条件を、CEFRの段に並べると

青い段がB2(英検準1級の合格スコアと同じ段)です。

B2
英検準1級
合格スコア 2304
IELTS
5.5〜6.5
TOEFL iBT
72〜94
立命館大 JDP
IELTS6.5以上・TOEFL iBT85点以上など
長崎大 多文化社会学部
IELTS5.5以上
B1
英検2級
合格スコア 1980
IELTS
4.0〜5.0
TOEFL iBT
42〜71
青山学院大 地球社会共生学部
IELTS5.0以上など
長崎大 多文化社会学部
TOEFL iBT61点以上
対照表に無い試験(段に置いていません)
国際教養大
TOEFL ITP550点相当以上
神田外語大 グローバル・リベラルアーツ学部
3年生の留学は、TOEFL ITP550点程度(530点未満は語学コース)
山口大 国際総合科学部
TOEIC600点以上

段の幅は文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(平成30年3月)。長崎大はTOEFL iBTかIELTSのどちらかで、段が分かれます。

英語の点数を入試の段階から使いたいなら、英語だけで受験できる大学(全国)、地域で探すなら関西・関東の一覧があります。

学習院大 国際社会科学部は例外で、決められた行き先から選ぶのではなく、学生が自分で研修を計画して学部の審査を受ける形です。

費用はいくら? 多くの大学は日本の大学の授業料のほかに数十万〜数百万円・払い方は3つ

費用は、日本の大学に払う授業料と、留学先の授業料の関係で、3つに分かれます。

留学する間、授業料をどちらに払う? 3つの形

青い段は、日本の大学への支払いが消える形です。

留学先の授業料を払わない大学(例=国際教養大)

家庭
▶
日本の大学:授業料を払う
▶
留学先:授業料は払わない

日本の大学の学費を払わない大学(例=近畿大)

家庭
▶
日本の大学:留学する期間の学費を払わない
▶
留学先:授業料などを払う

差額や別の費用を払う大学(例=同志社大・武蔵野大)

家庭
▶
日本の大学:授業料を払う
▶
留学先:足りない分(差額)や、学費とは別の留学費用を払う
  • 留学先の授業料を払わない大学=日本の大学の授業料を払えば、留学先の授業料は払わなくてよい形です。交換留学の多くがこの形です。
  • 日本の大学の学費を払わない大学=留学する期間の日本の大学の学費を払わない代わりに、留学先の授業料などを払う形です。
  • 差額や別の費用を払う大学=日本の大学の授業料を留学先の授業料に充て、足りない分(差額)を払う形や、学費とは別に留学費用を払う形です。

どの形でも、渡航費・ビザの取得費・滞在費(寮・食事)・保険は別にかかります。「留学先の授業料を払わない」は、留学がほぼ無料という意味ではありません。

保険の選び方と保険料の決まり方は海外留学保険の選び方にまとめています。

形大学
留学先の授業料を払わない国際教養大(一部除く)・千葉大(長期の交換留学)・山口大(一部除く)・長崎大(交換留学。長崎大の授業料は納める)・創価大(留学先の授業料と保険料。創価大の学費は払う。1年生の短期研修は研修費・渡航費・宿泊費も払わない)・立教大 GLAP・早稲田大 国際教養学部(交換留学。ダブルディグリー=2つの大学の学位を取る形は、早稲田の学費+登録料15万円)・同志社女子大(授業料の二重払いは不要)・学習院大(協定留学。一部除く)・立教大 異文化コミュニケーション学部(学部間協定校=学部が協定を結んでいる海外の大学の場合。自分で手配する私費留学を除く)・龍谷大・梅光学院大(3段階の留学プログラムの2段目=必須の語学留学と、3段目=選抜の教養・専門留学の、留学先の授業料を大学が払う)
日本の大学の学費を払わない(留学する期間)近畿大(留学中の近畿大の学費約130万円を免除、留学先の授業料を含む留学費用を近畿大がまとめて集める)・神田外語大(3年生の後期の授業料58万円を免除、留学管理料5万円。留学先大学に納める費用と渡航費は別。1年生のスタディ・ツアーの旅費・滞在費などは大学が負担。2026年度の学生便覧)・立命館大 JDP(アメリカン大学で学ぶ2年間はアメリカン大学に学費を払う。1学期31,340ドル・2026-2027年度)
差額を払う同志社大 グローバル・コミュニケーション学部(英語コース。中国語コースは、同志社の授業料分で留学先の授業料が足りるので、授業料の追加は要らない)・関西大(留学先の学費が関西大の授業料より高い分)・神戸学院大(前期の学費56.5万円=2024年度入学者から、より高い分)
学費とは別に留学費用を払う武蔵野大(例=ウエスタンミシガン大はUSD10,613+624,000円)・明治学院大 グローバル法学科・関西外国語大(留学中も授業料などを納める。1年生の学費は140万円=2027年度入学者)
払い方が書かれていない・費用が見つからなかった明治学院大 国際経営学科(約115〜500万円とだけ書かれていて、払い方は書かれていない)・九州大(補助だけ)・昭和女子大・東洋大・愛知大・宮崎国際大・甲南大(短い留学1回分の参加費を払わない、という話だけ)

大学が示している費用の目安を、下限の低い順に並べました。含むものが大学ごとに違うので、そのまま比べないでください。

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大学大学が示す目安含むもの・含まないもの
関西学院大 国際学部短期約25〜100万円/中期約70〜300万円参加費
立教大 異文化コミュニケーション学部半期25万〜170万円程度/1年55万〜360万円程度留学先の学費は免除。滞在費・食費・保険など(渡航費は別)
学習院大 国際社会科学部短期約30〜100万円/中期約80〜300万円—
創価大 国際教養学部平均約50〜120万円渡航費・滞在費など。創価大の学費は別
青山学院大 地球社会共生学部5か月で約70〜90万円渡航費を含む全体
明治学院大 グローバル法学科100万〜180万円(2026年度概算)授業料と滞在費。学費は別
山口大 国際総合科学部韓国100万円〜アメリカ300万円(2024年度時点)国ごとの総費用
明治学院大 国際経営学科約115〜500万円留学先により違う。払い方は書かれていない
龍谷大 グローバルスタディーズ学科提携留学で約120万〜約320万円(2026年3月現在)留学先の授業料は払わない。住まい・渡航費・保険など。龍谷大の学費(留学実習料を含む)は含まず、別に払う
立教大 GLAP150万〜350万円程度立教の学費は別
同志社大 グローバル・コミュニケーション学部 英語コース渡航費50万〜80万円+滞在費150万〜240万円このほかに授業料の差額

同志社大 グローバル・コミュニケーション学部の英語コースを例に足し算すると、渡航費と滞在費だけで200万〜320万円です(50万+150万=200万円、80万+240万=320万円)。ここに授業料の差額が加わります。差額の金額は、大学のページには載っていませんでした。

まとめると、上の表の大学では、目安は約25万円(関西学院大の短期・立教大 異文化コミュニケーション学部の半期)から約500万円(明治学院大 国際経営学科の高いほう)まで、20倍の幅があります。

立命館大 JDPはこの表に入れていませんが、アメリカン大学の学費は1学期31,340ドルで、2年間通います。アメリカン大学の学費だけで、表のどの大学の上限よりも高くなります。

4年分の授業料とは別に、少なくとも数十万円、1年間の留学では数百万円になる大学が多いのが、この表から言える目安です。梅光学院大のように、1年間の留学でも自己負担を渡航費・宿泊費・保険料で50万〜70万円程度(現地の生活費などは別)と示す大学もあります。

大学の補助は次のとおりです。

大学補助
九州大 共創学部留学準備金10万円か15万円、奨学金 毎月5万円か7万円(成績等の条件あり・2026年4月現在)
同志社女子大 国際教養学科1年間の留学で30万円、1学期間で15万円
明治学院大 グローバル法学科全員に25万円
武蔵野大 グローバルコミュニケーション学科全員に40万円(学費から差し引く)
立教大 異文化コミュニケーション学部家計審査で最大60万円の奨学金。一部で授業料を減らす・免除する(2025年度実績23.9万円)
学習院大 国際社会科学部協定のない留学先は、学習院の授業料を半年ごとに約61.2万円減らす(減免)。学部独自の援助金あり
青山学院大 地球社会共生学部寮費の一部を学部が補助
創価大 国際教養学部給付型奨学金 約20万〜40万円
神田外語大 グローバル・リベラルアーツ学部入学後の成績優秀者に100万円
関西外国語大 英語キャリア学科留学する学生の50%が奨学金を受けている(決められた成績が条件)

ウェブでは、合格したあとで具体的な金額や支払い時期が分かり、お金が理由で留学期間を短くできるか、大学をやめるしかないかと悩む声がありました。費用は、受験校を決める前に家庭で話しておく項目です。

出願前に大学へ確かめる3つのこと

28校のうち19校は、行けないときの扱いが公開ページに書かれていません。費用の総額が分からない大学もあります。候補に入れた大学には、出願前に入試課か学部の事務室に、次の3つを聞いてください。

  1. 行けないときの扱い=「病気や家庭の事情で必須の留学に行けなくなった場合、卒業はどうなりますか。代わりの科目や、時期を遅らせる方法はありますか。」
  2. 費用の総額と支払いの時期=「留学の年に、授業料のほかにいくら、いつまでに払いますか。差額や留学費用は、どの時点で金額が決まりますか。」大学によっては、4年を超えて在学すると留学中の学期の学費も払います(早稲田大)。
  3. 選考や英語の条件に届かなかったとき=「留学の選考や英語のスコアの条件に届かなかった場合、留学の時期が遅れますか。4年で卒業できますか。」

1つ目は、お金が理由で行けなくなる場合を含めて聞いてください。お金を理由にした例外を公式に書いた大学は、この記事で調べた範囲では1校もありませんでした。

3つを聞く相手は大学です。聞く前に、家族で候補の大学を話し合うなら、大学が出している大学案内を取り寄せておくと、同じ資料を手元に置いて話せます。大学案内は郵送で届きます。学習院大と東洋大は、下のサービスでは取り寄せを受け付けていないので、大学のホームページで確かめてください。

留学が必須の学部と、必須ではないが留学しやすい学部の違い

「留学が必須」と一緒に名前が挙がることがあるものの、編集部が大学の資料で確かめたところ、全員には課されていない学部です。

大学・
学部
大学の資料での書き方
法政大 グローバル教養学部留学は必須ではない(参加者全員に奨学金)
中央大 国際経営学部短期留学「Global Studies」は選択科目
関西外国語大 英語国際学部希望者が選考を経て1学期間の留学に参加
東京国際大1年間の留学に進むグローバルコースは入試で選ぶ学部横断のプログラムで、留学は申し込み制

関西外国語大は、英語キャリア学部(必須)と英語国際学部(必須ではない)で違います。学部の名前が似ていても、必須かどうかは学部・学科ごとに確かめる必要があります。

「留学が必須の大学」と「留学しやすい大学」は、別の探し方です。必須の大学は全員が行く代わりに行けないときの道が狭く、必須ではない大学は行きたい人が選考を受けて行きます。行くかどうかを入学後に決めたいなら、必須ではない大学の留学制度を比べるほうが合っている、と編集部は考えます。

授業を英語で受けて卒業できる学部から探すなら英語で学位が取れる大学、関西で留学制度を目的別に比べるなら関西で英語に強い大学の選び方にまとめています。

文部科学省は、令和9年度の予算として求める段階の資料(概算要求)に、国内外の留学・フィールド実践(1か月以上)を必修にする学部の教育改革を支援する事業を入れています。支援の対象は約100学部で、「300学部」は事業全体で教育を変える目標の数です。予算はまだ要求の段階なので、留学が必須の学部が増えるかは予算が決まるまで分からない、と編集部は見ています。

よくある質問

全員留学は、みんなで同じ場所へ行きますか?

多くの大学では、行き先は1人ずつ決まります。成績(GPA)・英語のスコア・選考で決まる大学が多く、宮崎国際大はくじ引きで選ぶ順番を決めます。学習院大 国際社会科学部のように、学生が自分で研修先を計画する大学もあります。行き先が3校に決まっている愛知大 現代中国学部のような大学でも、どの大学に行くかは1人ずつです。

学部の全員が必須ですか? 学科だけのこともありますか?

学科やコースだけのことがあります。東洋大は国際学部のうちグローバル・イノベーション学科だけ、明治学院大は法学部グローバル法学科と経済学部国際経営学科(国際学部は必須ではなく、留学を含む学外での活動を推奨しています)、長崎大は多文化社会学部のオランダ特別コースだけです。関西外国語大も英語キャリア学部だけで、英語国際学部は必須ではありません。

行けなかったら留年ですか、退学ですか?

公式が書いているのは「卒業できない」「4年で卒業できない」までで、留年か退学かを書いた大学は見つかりませんでした。ウェブでは「退学」という回答と、「辞退もでき、辞退したら学部が指定する講義で卒業の単位を取る」という在学生の声の両方があり、大学ごとに違うと編集部は見ています。出願前に大学に聞いてください。

お金が理由で辞退や期間の短縮はできますか?

公式に書いているのは近畿大 国際学部だけで、それも修学支援新制度(国の授業料減免と給付型奨学金の制度)の対象者などで、国際学部の中のグローバル専攻の人に限って期間が短くなる場合がある、という内容です。お金を理由に行かなくてよいと書いた大学は、調べた範囲では見つかりませんでした。

青山学院大学は留学が必須ですか?

編集部が必須と確かめたのは、地球社会共生学部です。タイ・マレーシア・インドネシアへ半期以上の留学が原則必要で、やむを得ない事情を学部が認めた場合だけ、国内の科目「アジア理解」で代わりにできます。


参考情報・出典

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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki IBDP修了生の父/教育・進路メディア運営

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。→ 運営者プロフィール・お問い合わせ

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