海外留学で最も心配なのはお金の問題
安心できる送金方法を知ろう
海外留学は、新しい文化との出会い、語学力アップ、そして人生観を広げる素晴らしい経験です。でも、楽しい留学生活を支える大切な要素が「お金」です。
特に、日本にいるご家族からの生活費の送金は、留学生の生活を支える重要なライフラインになります。
こんな疑問や不安はありませんか?
- 海外にいる子どもにどうやってお金を送ればいいの?
- 手数料はどれくらいかかるの?
- 一番安全で便利な方法はどれ?
この記事では、海外留学中の学生へのお金の送り方について、分かりやすく解説します。それぞれの方法のメリット・デメリットを比較し、あなたにとって最適な送金方法を見つけてください。
- 海外送金の主な4つの方法とその特徴
- それぞれの方法のメリット・デメリット
- 賢い使い分け方のポイント
- 送金時の注意点
海外留学生へのお金の送り方
手数料・手続き・速さを徹底比較
日本から海外へお金を送る方法は、大きく分けて以下の4つあります。それぞれに手数料・スピード・使いやすさに違いがあります。
- 銀行からの海外送金
- オンライン海外送金サービス
(Fintechサービス) - 国際ブランド付きプリペイドカード
- 国際キャッシュカード
(新規発行は減少傾向)
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
1. 銀行からの海外送金
日本のメガバンクや地方銀行、ゆうちょ銀行などが提供する海外送金サービスです。古くからある方法で、多くの人に利用されています。
- 信頼性が高い
長年の実績があり、安心感がある - 窓口での相談
銀行員に直接質問しながら手続きできる - 利用実績が豊富
多くの留学生が利用している
- 手数料が高い
送金手数料、中継銀行手数料、受取銀行手数料など複数の費用がかかる - 手続きに手間がかかる
窓口での手続きは時間がかかる - 送金に時間がかかる
通常、数営業日かかることが多い - 必要な情報が多い
受取人の詳細情報、SWIFTコードなど正確な情報が必要
- 手数料よりも信頼性や対面での安心感を重視する方
- インターネットでの手続きに不安がある方
- 送金頻度が少なく、まとまった金額を送る場合
2. オンライン海外送金サービス
銀行より最大80%安い手数料の人気選択肢
Wise(旧TransferWise)やRevolutなどのオンラインサービスを使った送金方法です。スマホやパソコンから簡単に手続きできます。
- 手数料が安い
銀行より大幅に安いことが多い - 送金スピードが速い
多くの場合、数時間〜1営業日程度で完了 - 手続きが簡単
アプリやウェブから24時間いつでも送金可能 - 料金体系が明確
手数料や為替レートが分かりやすく表示される - 多くの通貨に対応
様々な国への送金が可能 - プリペイドカード連携
多くのサービスで現地で使えるカードを提供
- サービスによって対応国・通貨が異なる
留学先に対応しているか確認が必要 - オンラインでの手続きが必須
すべて自分で行う必要がある - 送金上限額あり
サービスによって送金限度額がある - 比較的新しいサービス
銀行に比べると歴史が短い
代表的なサービス
Wise
特に手数料の安さと為替レートの透明性で人気。世界で40種類の通貨を160カ国・地域に送金に対応し、実勢レートに近い為替レートが魅力。
Revolut
送金以外にも多機能で、デビットカードも便利
- 送金手数料をできるだけ安く抑えたい方
- 素早く送金したい方
- オンライン手続きに抵抗がない方
- 定期的に送金する予定の方
以下のリンク経由で登録すると
最大75,000円までの送金手数料無料クーポンまたは無料カードの
いずれかの特典が選べます。
\ 送金無料特典付き /
3. 国際ブランド付きプリペイドカード
予算管理と安全性を重視するなら
事前にチャージしておき、海外のお店やATMで利用できるカードです。学生自身が作っておくか、親が作って学生に持たせる方法があります。
- 使いすぎ防止
チャージした金額以上は使えないので予算管理しやすい - 現金を持ち歩くリスク減
多額の現金不要 - 盗難・紛失時も安心
多くのカードで不正利用補償あり - 送金手続き不要
親はカードにチャージするだけでOK
- 各種手数料
チャージ手数料、ATM引き出し手数料などがかかる場合あり - 使えない場所もある
一部店舗での利用制限あり - ATM引き出し制限
1回あたりの引き出し上限額あり - チャージの手間
定期的にチャージする必要あり
代表的なサービス
WiseやRevolutのデビット機能付きカード
各種カード会社の海外用プリペイドカード
- 学生の予算管理を重視する親御さん
- 現金トラブルを避けたい学生
- 定期送金と併用して緊急用に備えたい方
4. 国際キャッシュカード
既存カード所有者向けオプション
日本の銀行口座と連携し、海外のATMで現地通貨を引き出せるカードです。現在は新規発行を停止している銀行が多くなっています。
- 手軽さ
ATMがあればいつでも現地通貨を引き出せる - 送金手続き不要
親が日本の口座に入金するだけ
- 新規発行が難しい
多くの銀行で新規発行停止中 - 手数料が高い
ATM利用料や為替コストがかかる - セキュリティリスク
スキミング被害のリスクあり
- すでに持っている方
- 緊急時の少額現金引き出し用(ただし手数料高め)
結局どれがベスト?
最適な送金方法の選び方
「結局どの方法がいいの?」と迷いますよね。最適な方法は、留学先の国、送金頻度、金額、そして家族の考え方によって異なります。
最近の主流は「オンライン海外送金サービス(WiseやRevolutなど)と、それに紐づくプリペイドカードの組み合わせ」です。
その理由は
- 手数料と為替コストが最も安く抑えられる
- 送金が迅速に行える
- 学生が現地で使いやすく管理しやすい
送金方法 | 手数料 | 送金速度 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
銀行送金 | 高い | 数営業日 | |
オンライン送金 | 安い | 数時間〜1営業日 | |
プリペイドカード | 中程度 | 即時〜数時間 | |
国際キャッシュカード | 高い | 即時 |
ただし、一つの方法だけでなく、複数の方法を組み合わせるのがおすすめです。
留学資金の送金パターン例 |
- 毎月の生活費
WiseやRevolutなどで定期的に送金。学生はカードを使うか現地銀行に送金 - 緊急用
プリペイドカードに5〜10万円程度チャージしておく(病気・事故などの緊急時用) - 初月の準備
渡航時に数万円を両替した現金と、現地口座開設までの移行期間用としてWiseなどのカードで対応 - 学費
大学によっては銀行送金が必要な場合も(事前に確認を)
留学先での準備チェックリスト |
- 現地銀行口座開設
可能なら現地の銀行口座を開設すると便利(大学が口座開設をサポートしてくれることも) - 送金サービスのアカウント
学生自身もWiseなどのアカウントを作っておくと友人との送金や割り勘に便利 - 日本の銀行口座維持
奨学金受取や一時帰国用に解約しないこと - 送金テスト
渡航前に少額で送金テストをしておくと安心
海外送金で絶対に知っておくべき
6つの注意点
どの方法を選ぶにしても、以下の点に注意しましょう
送金手数料・中継銀行手数料・為替コストなど隠れたコストを全て確認しましょう
各サービスで為替レートを比較し、有利なタイミングで送金を行いましょう
サービスによる上限額や最低送金額があるので確認が必要です
二段階認証設定や不審なメールに注意など、セキュリティ対策を徹底しましょう
SWIFTコードや口座番号など、一文字でも間違えると送金できない場合があります
国によっては海外からの送金制限や申告義務がある場合があります
留学をサポートする
最適な送金方法で安心留学生活を
まとめ
海外留学中の学生への送金は、以前より便利で手数料も安くなっています。
- コスト重視なら「オンライン海外送金サービス」が断然おすすめ
- 安心感重視なら「銀行送金」も選択肢に(ただしコスト高め)
- 予算管理重視なら「プリペイドカード」も効果的
これらを組み合わせて、最適な方法を見つけてください。
最も大切なのは、親と子供の間でお金の管理についてしっかり話し合っておくことです。毎月の生活費、使い道、緊急時の対応などを共有しておけば、お互いに安心して留学生活を送れるでしょう。
- 毎月いつ頃送金するか
- 毎月の予算はいくらか
- 緊急時の連絡方法と対応
- 予想外の出費が必要になった場合の対応
これらを事前に決めておけば、お互いに安心して留学生活を送れるでしょう。また、時差を考慮した連絡方法や、学生が使えるクレジットカードやデビットカードなども確認しておくとさらに安心です。
この記事が、留学を控える学生さんとその親御さんの不安を少しでも解消し、スムーズな留学生活をサポートできれば幸いです。