立教大学の付属・系属校 一覧|内部進学率と系列/系属の違い【2026】

「立教大学の付属高校って、結局どこ?」
「附属に入れば、受験しなくても立教大学に上がれるの?」
「立教女学院や香蘭って、立教の付属じゃないの?系属って何…?」

ネット上のまとめ記事は「系列校」「付属校」「系属校」という言葉がバラバラに使われ、内部進学率も出典や年度が書かれていないものがほとんどです。結局のところ「どの学校に入れば、立教大学のどこへ、どれだけ上がれるのか」が読み取れないのです。

この記事では、立教大学・立教学院の公式データ(2026年3月卒業生=最新の進路実績)をもとに、立教大学の一貫校・系属校を一覧で整理し、各校からの内部進学率・推薦の仕組み・人気学部までを出典つきで検証しました。

この記事でわかること
  • 立教の付属・系属校5校の一覧(男女別・所在地・内部進学率)
  • 「一貫校」と「系属校」は何が違うのか(公式の定義)
  • 学校ごとの内部進学率と、人気学部・学部別の推薦枠
  • 推薦を持ったまま他大学を受験できるのか

結論から言えば、立教大学へ最も確実に上がれるのは「一貫校」の立教新座・立教池袋(いずれも男子校)。一方で、系属校の香蘭女学校・立教女学院も近年は推薦枠が大きく広がり、実態は付属校に近づいています。まずは全体像を一覧で見てください。

目次

立教大学の付属校(一貫校)・系属校 一覧【2026年最新】

立教大学に系列としてつながる中学・高校は、「一貫校」3校と「系属校」3校の計6校です(うち立教小学校を除く中高5校が高校からの内部進学に関わります)。まず1枚の表で、区分・男女・所在地・立教大学への内部進学の状況を見渡せるようにしました。

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学校名区分男女所在地立教への内部進学
立教新座一貫校男子校埼玉・新座約83%[2]
立教池袋一貫校男子校東京・豊島約90%[4]
立教女学院系属校女子校東京・杉並約62%[5]
香蘭女学校系属校女子校東京・品川推薦枠160名[7]
立教英国学院系属校共学(英国)イギリス上限撤廃[8]
正式名称・詳細は各校の見出しを参照。内部進学は算出ベースが校により異なる(立教池袋は割合のみ公表・香蘭は推薦枠の人数)=下の注記を参照。立教小学校(共学・一貫校)は中学へ内部進学するため本表からは除いています。

数字の読み方:「内部進学率」は各校で算出のベースが異なります。立教新座・立教女学院は「卒業生数に対する立教大学進学者数」、立教池袋は割合のみ公表(実数非公表)、香蘭女学校は「推薦枠の人数」です。まとめ記事によくある「99%」「151名」といった数字は、率・枠・進学者数を混同しているケースが多く、出典と年度を明記したうえで区別しました。

系列・系属の呼び方も条件も大学ごとに違います。並べて確かめるなら、青山学院大学の内部進学率明治大学の内部進学率も同じ形式でまとめています。

「一貫校」と「系属校」は何が違う?(立教大学公式の定義)

ネット上では「系列校」という呼び方もよく見かけますが、立教大学の公式サイトが使っている正式な区分は「一貫校」と「系属校」の2つです[1]。この違いが、内部進学率の差にそのまま表れます。

一貫校(立教新座・立教池袋・立教小学校)
  • 学校法人立教学院が設置し、一貫連携教育を行う学校(=立教そのものの学校)
  • 立教大学への内部進学が前提で、進学率が高い(約83〜90%)
  • いずれも男子校(立教小学校のみ共学)
系属校(立教女学院・香蘭女学校・立教英国学院)
  • 聖公会関係の別法人だが、立教大学との協定に基づき6年一貫教育を行い、一定程度の生徒を立教大学に推薦する学校
  • 推薦枠には人数の上限があり、全員が立教大学へ上がれるわけではない(=他大学を目指す生徒も一定数いる)
  • ただし近年は枠拡大の傾向(香蘭は97→160名/立教英国学院は上限撤廃)

「系列校」という呼び方は?:一般には一貫校と系属校をまとめて「系列校」「付属校」と呼ぶことも多いですが、立教大学の公式用語ではありません。学校選びの際は、公式の「一貫校(=立教学院の学校)」か「系属校(=別法人+推薦枠)」かで見ると、進学のしやすさを正しく判断できます。

学校別・立教大学への内部進学率【最新実績】

ここからは5校それぞれの、立教大学への内部進学の実態を公式データで見ていきます。すべて各校公式サイトの最新進路データに基づく数字です。まずは5校を横並びで比較すると、内部進学率の高さは一貫校>系属校の順であることが一目でわかります。

学校別・立教大学への内部進学率(卒業生ベース・最新年度)
立教池袋約90%
立教新座約83%
立教女学院約62%
香蘭女学校推薦枠160名(旧実績57%→拡大)
立教英国推薦の人数上限を撤廃(2025〜)
立教池袋は割合のみ公表(実数非公表)。香蘭は「推薦枠の人数」で率と基準が異なるため参考表示。出典は各校公式進路データ(本文の脚注参照)。

立教新座中学校・高等学校(男子校・一貫校)

立教の一貫校で、内部進学の実数まで公表している代表校です。2026年3月卒業生の進路は次のとおり[2]

卒業生総数316名
立教大学へ推薦進学262名(約82.9%)
他大学受験など54名(うち進学準備等19名)
出典:立教新座中学校・高等学校「進路について」(2026年3月卒業生)[2]

注目したいのは、立教大学への推薦を「希望した」生徒に限れば、直近3年間で99%が進学している点です(公式サイト本文)[2]。つまり82.9%という数字は「上がれなかった」わけではなく、約2割は自らの意思で他大学を目指していることを意味します。立教新座は高校2年から「他大学進学クラス」を原則1クラス設け、例年2割前後の生徒が他大学受験に挑戦しています。

立教池袋中学校・高等学校(男子校・一貫校)

立教池袋は、「卒業生の約8〜9割が立教大学へ進学」=約90%と公式に説明しています[4]。5校の中で内部進学率は最も高い水準です。

立教池袋だけの注意点:立教池袋は公式サイトで割合(90%)のみを公表し、卒業生数・進学者数の絶対人数を出していません。ネット上に出回る「◯◯名」という数字は塾サイト発で一次確認ができないため、ここでは割合のみを掲載しています。少人数(1学年約145名)で大学付属色が濃いのが立教池袋の特徴です。

立教女学院中学校・高等学校(女子校・系属校)

系属校の中では立教大学への進学者数がまとまっています。2026年3月卒業生の進路は次のとおりです[5]

卒業生総数180名
四年制大学へ進学162名(90%)
うち立教大学へ進学111名(卒業生の約62%)
進学準備など18名
出典:立教女学院中学校・高等学校「進学先・進路状況」(2026年3月卒業生・現役ベース)[5]

立教大学へ進学する生徒は、法・経済・社会などの社会科学系が約58%と最も多く、次いで文・教育などの人文科学系(約16%)です[5]。系属校のため全員が立教大学に上がるわけではなく、他大学(国公立・他私大・医療系)を目指す生徒も一定数います。

「現役111名」と「合格114名」の違い:立教女学院の公式ページには、現役卒業生ベースの立教大学進学者数(111名)とは別に、既卒者を含む大学合格ベースの数字(2026年度114名)も掲載されています。「のべ合格数」と「実際の進学者数」は別物です。そのため、現役の実進学者数(111名)を採用しました。

香蘭女学校中等科・高等科(女子校・系属校)

香蘭女学校は、近年もっとも大きく動いた系属校です。2024年度から立教大学への推薦枠が97名→160名へ拡大しました[7]。1学年の規模(約160名)に近い枠であり、系属校でありながら実態は「ほぼ付属校」に近づいています。

  • 立教大学 推薦枠:160名(2024年度〜)+聖路加国際大学(看護)3名[6]
  • 参考(拡大前):2023年度卒業生は170名中97名(約57%)が立教大学へ進学[6]

数字の注意:香蘭女学校の公式ページには「推薦枠160名」という記載と、学部別の受入枠・進学数の合計(182名)という2系統の数字が併存しています。年度や集計方法によって数字が動くため、公式が明示している「推薦枠160名」を基準とし、正確な最新の進学率は各年度の実績で確認することをおすすめします。

立教英国学院 中学部・高等部(共学・系属校/イギリス)

イギリスにある全寮制の系属校です。ここも大きな制度変更がありました。従来は立教大学への推薦枠が「上限25名」でしたが、2025年度の立教大学入学分から、推薦条件を満たした生徒は人数の制限なく立教大学への推薦が認められるようになりました[8]

海外で英語漬けの環境に身を置きながら、条件を満たせば立教大学への道も開ける。国際教育と内部進学を両立できる、他にない選択肢です。なお推薦の評定条件(3年間の評定平均など)の詳細は年度・学部により変わるため、最新の募集要項で必ず確認してください。

立教大学は「どの学部」に上がれる?人気学部と学部別の推薦枠

「立教大学に上がれる」ことと「希望の学部に上がれる」ことは別問題です。内部進学は校内の成績(評定)順に、学部別の推薦枠を埋めていくのが基本。人気学部は上位から埋まります。学部別の枠を公表している立教新座を例に、実際の内訳を見てみましょう[3]

立教大学の学部推薦者数(立教新座)
経済60名(最多)
43名
社会42名
経営36名
24名
異文化コミュニケーション17名
環境/現代心理/理/観光ほか各8〜12名
出典:立教新座「2025年度 学部別進学者数」(2026年3月卒業生・合計262名)[3]
立教大学への学部別 推薦者数(立教新座・2026年3月卒/全262名)
経済60名
43名
社会42名
経営36名
24名
異文化17名
数字は立教大学への推薦者数(名)。「異文化」=異文化コミュニケーション学部。人気とされる異文化コミュニケーション学部より経済学部の枠が大きい。出典は本文の脚注参照。

ネットでは「異文化コミュニケーション学部が人気」とよく言われますが、実際の推薦者数で最も多いのは経済学部(60名)。異文化コミュニケーション学部は17名と、人気はあるものの枠自体は中位です。学校によって学部別の枠配分は異なります。

理系志望は要注意:立教大学には理学部はありますが、工学部・医学部・薬学部がありません。医療系・工学系に進みたい場合は、内部進学ではなく他大学を受験することになります。系属校の香蘭女学校から聖路加国際大学(看護)への推薦枠があるのはこのためです。

推薦を持ったまま、他大学を受験できる?

「内部進学の権利をキープしつつ、上位大学にも挑戦したい」。これは保護者からよくある質問です。立教の場合、学校によって扱いが異なります。

  • 立教新座:高校2年から「他大学進学クラス」を設置し、例年2割前後が他大学を受験する。立教大学の推薦を希望した生徒は直近3年で99%が進学していて、内部進学ルートはきわめて安定している[2]
  • 系属校(立教女学院・香蘭):推薦枠に限りがあるため、校内成績で枠に入れるかが鍵。他大学(国公立・医療系など)を目指す生徒も一定数いる
  • 共通の原則:立教大学への推薦を「確定」させた後に他大学を一般受験することは、多くの場合認められない(推薦の辞退が前提)。併願の可否は各校・各年度で異なるため、最新の要項で確認を

いずれにせよ、内部進学は「入学できれば安泰」ではなく、希望学部に届く評定を6年間(または3年間)維持できるかが最大の分かれ道になります。

結局どの付属・系属校が「上がりやすい」?タイプ別の選び方

ここまでのデータを、家庭の希望別に整理します。

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こんな家庭におすすめ理由
とにかく確実に立教大学へ(男子)立教池袋・立教新座一貫校で内部進学率が約83〜90%と最も高い
立教中心に、他大学も視野に(女子)立教女学院立教へ約62%。国公立・医療系を目指す生徒も一定数で進路の幅が広い
付属に近い安心感を女子で(コスパ重視)香蘭女学校推薦枠160名へ拡大し、実態は付属校に近い
英語・国際経験も立教進学も立教英国学院英国の全寮制で、推薦上限撤廃により条件を満たせば立教へ
各校公式の最新進路データをもとに編集部作成。内部進学率の算出ベースは校により異なります(本文参照)。

ただし、どの学校も入試倍率は高く、入学後も内部進学には校内成績の維持が欠かせません。一貫校・系属校の入試は、知識の量より「その場で考えて書く力」を問う出題が目立ちます。独学では差が開きやすいところです。

筆者の体験
我が子は国際バカロレア(IB)という、偏差値では測れないルートを選びました。数字で位置が出ないぶん不安もありましたが、ひとつの物差しから自由になれたのは大きな経験です。

そこで学んだのは、入口の“名前”より、出口の“条件”を先に読むということ。系列・系属も同じで、同じ立教の名がついていても、上へ進むための条件は学校ごとに違います。パンフレットの校名でなく、条件のほうを確かめてください。

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よくある質問(立教大学の付属・系属校)

立教大学の付属高校はどこですか?

立教大学に系列としてつながる中高は、一貫校の「立教新座(男子)」「立教池袋(男子)」と、系属校の「立教女学院(女子)」「香蘭女学校(女子)」「立教英国学院(共学・英国)」です。立教学院が設置する一貫校(立教新座・立教池袋)が、いわゆる付属校にあたります。

一番、立教大学に上がりやすいのはどの学校ですか?

内部進学率が最も高いのは立教池袋(約90%)と立教新座(約83%/推薦希望者ベースでは直近3年99%)で、いずれも男子校の一貫校です。女子校では香蘭女学校が推薦枠160名へ拡大し、付属校に近い水準になっています。

立教女学院や香蘭女学校は立教の付属校ですか?

この2校と立教英国学院は「系属校」です。立教学院とは別法人ですが、立教大学との協定により一定数を推薦できます。近年は推薦枠の拡大が続き、実態は付属校に近づいていますが、全員が立教大学へ上がれるわけではありません。

内部進学の推薦を持ったまま他大学を受験できますか?

立教新座は高2から「他大学進学クラス」があり、約20%が他大学を受験します。ただし立教大学への推薦を確定させた後の一般受験は、多くの場合認められません(推薦辞退が前提)。併願の可否は各校・各年度で異なるため、最新の募集要項で確認してください。

各校の偏差値はどのくらいですか?

いずれも各校とも偏差値は公式には非公表で、模試(四谷大塚・首都圏模試など)や年度によって数値に幅があります。一般に首都圏の中学入試では難関の部類に入りますが、正確な位置づけは受験する模試の最新データで確認するのが確実です。

まとめ:立教の内部進学は「一貫校が本命、系属校は枠拡大で急接近」

  • 一貫校(立教新座・立教池袋)は内部進学率が約83〜90%と最も高く、男子で立教を狙うなら本命
  • 系属校(立教女学院・香蘭・立教英国学院)は推薦枠に上限があるが、香蘭160名・立教英国学院の上限撤廃など近年は枠が拡大中
  • 立教大学に上がれても希望学部は評定順。人気の経済・法などは校内成績が鍵になる
  • 理系(工・医・薬)志望は内部進学ではカバーできないため、進路の見極めが必要

附属・系属校は入試も内部進学も「安定した学力の維持」が前提です。附属・系属は、高校までの学費に加えて大学4年分も同じ家計から出ていきます。総額で見る視点が要ります(大学の教育費・奨学金と教育ローンの考え方)。他大学の内部進学と比べたい方は、慶應義塾大学の内部進学率中央大学の内部進学率法政大学の内部進学率もご覧ください。

学校を選び終えた時点が、実は出発点です。そこから合格までの学習をどう支えるか。まずは現在地を一度、外から測ってもらうところから始めてみてください。

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参考情報・出典(各校・立教学院公式)

  1. 立教大学「一貫校・系属校」(区分の定義)
  2. 立教新座中学校・高等学校「進路について」(2026年3月卒業生)
  3. 立教新座「2025年度 学部別進学者数」PDF(2026年3月卒業生・合計262名)
  4. 立教池袋中学校・高等学校「PATH 進路について」(立教大学進学 約90%)
  5. 立教女学院中学校・高等学校「進学先・進路状況」(2026年3月卒業生)
  6. 香蘭女学校中等科・高等科「進路状況」
  7. 香蘭女学校「立教大学への推薦進学枠が160名に増加」(2024年度〜)
  8. 立教英国学院「指定校推薦枠」(2025年度入学分から推薦人数の上限を撤廃)

ご確認のお願い:

  • 内部進学率・推薦枠・進学者数は年度により変動します。最新の数値は各校公式サイトで必ずご確認ください。
  • 立教池袋は割合のみ公表(実数非公表)、香蘭女学校は公式ページ内で複数系統の数字が併存しています。本記事は公式が明示する数値を採用しています。
  • 偏差値は各校とも非公表で、模試・年度により幅があります。学費・推薦条件(評定基準等)も年度で改定されます。

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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki IBDP修了生の父/教育・進路メディア運営

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。→ 運営者プロフィール・お問い合わせ

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