IB生に必須のシラバスについて徹底解説!学習効率も飛躍的にアップ。

シラバス(Syllabus)とは、国際バカロレア(IB)生徒であれば必ず知っておかなければいけない情報が詰め込まれたものです。

このシラバスはすべてのIB生徒に与えられた貴重な贈り物で、賢く使えば非常に強力な復習ツールになってくれます。また試験当日に必要な知識であったり、時には答案作成時のポイントとなる単語などが記載されていたりもする、なくてはならないものです。

しかし、この事にすべてのIB生徒が気付いているわけではありません。そこで、今回はこの国際バカロレア生徒に取っての虎の巻とも言える、シラバスについて解説していきます。

目次

シラバスとは

まずはシラバスについて簡単に説明をします。

シラバスは、国際バカロレア機構(IBO)から各科目ごとに出されているもので、各科目それぞれの目標やDPとして履修する内容、最終試験の評価概要などの全てが掲載されているものです。

シラバスは上画像のようなもので、表紙には年数が記載されています。この年数が新しい最新版を常に確認することが大切です。

最終試験で高得点を取るためにも、このシラバスをしっかりと読み込んで、科目ごとに何を求められているのかを理解することが必要となってきます。

実際にDPの最終試験でパーフェクトスコアである45点を獲得したRachelさんも、まずは受講している科目全てのシラバスを確認することが重要だと挙げられています。

シラバスの確認すべきポイント

Syllabus

シラバスのセクションでは、SL(スタンダードレベル)とHL(ハイヤーレベル)に分かれて、2年間で履修する内容が全て記載されています。

このシラバスの活用方法として、単元やポイントごとに理解度に応じた色分けをする事で、効率よく復習を行うことが出来ます

また、自分がどのくらい理解していて、どのくらいまだ学ぶ必要があるのかが明確に分かることで、やるべきことの進捗状況を瞬時に把握することが出来ます。

  • 緑色:自分が納得し完全に理解できたのもの
  • 黄色:少し自信がなく、復習が必要なもの
  • 赤色:理解ができていないもの

このように色分けをしておくことで、どこが分からないところなのかスグに把握ができますし、何を復習しなければいけないかも一目瞭然です。

復習を重ねていくごとに、シラバスはどんどん緑色になっていきますので、自分がどこまで達成できているかも視覚的に分かりやすくなるのでおすすめです。

Assessment

アセスメントのセクションでは、評価方法や評価基準などが明確に示されています。また「Assessment Outline」では、試験の内容や時間、点数配分などが記載されているので、しっかりと確認を行なっておく必要があります。

例えば数学の場合、以下のようになっています。

模擬試験の前にはしっかりと確認をし、実際にこれに合わせた採点をしてみる。そしてその結果から、どの部分を伸ばさなければいけないかを明確にし、出来ない部分を減らしていくのに役立てることが出来る。

また、「Assessment Criteria(評価基準)」では、どのような基準で評価がされるかなどが詳細に記載されています。

例えば数学のプレゼンテーションの場合、以下のように記載されています。

Achievement
level
Definition
0The exploration does not reach the standard described by the descriptors below.
(探索は、以下の記述子によって記述される基準に達していない。)
1The exploration has some coherence or some organization.
(探索はある程度まとまり、組織化されています。)
2The exploration has some coherence and shows some organization.
(探索はある程度まとまりがあり、整理されていることがわかる。)
3The exploration is coherent and well organized.
(探索は首尾一貫しており、よくまとまっている。)
4The exploration is coherent, well organized, and concise.
(探索は首尾一貫しており、よく整理され、簡潔である。)

Achievement level 4 に記載されている言葉についても、さらに詳しく記載されています。

  • coherent
    論理的に展開され、フォローしやすく、その目的を満たしています。これは、序論、本文、結論、異なる部分が互いにどのようにリンクしているかを含む全体的な構造や枠組みを指します。
  • well organized
    序論を含み、探検の目的を説明し、結論があります。関連するグラフ、表、図は、適切な場所に添付し、文書に付録として添付してはいけません。付録は、大きなデータセットや追加のグラフ、図、表に関する情報を含めるために使用されるべきです。
  • concise
    簡潔な探求は、無関係または不必要な反復計算、グラフ、説明を見せない。

このように全ての事について評価基準が明確に定められているので、実際にプレゼンテーションを行う際や、解答を作成する際には「Criterion(基準)」を意識しながら、満点の解答に必要な要素は何かを考えることが出来ます

また、過去問に取り組んだ際にも、先生に採点を依頼するなどして客観的にLevelを確認し、どのようにすればLevelを上げることが出来るかを考えることが出来ます。

Glossary of Command Terms

「Glossary of Command Terms」は用語が並べられているだけで、あまり重要視をされていないかもしれませんが、このCommand Termsがスコアを上げるためにも、とても重要なところとなります。

Students should be familiar with the following key terms and phrases used in examination questions, which are to be understood as described below.

日本語訳は、「受験生は、試験問題で使用される以下の重要な用語やフレーズを熟知しておく必要があります。」となります。

例えばCommand Termsには、以下のような用語が記載されています。

CalculateExplainShow
CompareJustifySolve
DrawPredictVerify

例えば、「計算しなさい」、「比較しなさい」「説明しなさい」など、このような問題の最後に使われるであろう言葉が並んでいます。

つまりは、ここで示されている用語やフレーズは、試験問題において生徒に何をして欲しいかを示す言葉となっていますので、しっかりと理解しておく必要があります。

例えば、以下のような日本語に訳すと同じような意味の言葉があります。

Command termDefinition
CompareGive an account of the similarities between two (or more) items or situations, referring to both (all) of them throughout.
ContrastGive an account of the differences between two (or more) items or situations, referring to both (all) of them throughout.
DistinguishMake clear the differences between two or more concepts or items.

上記の用語はどれも、「比べる」のようなニュアンスの言葉となりますが、IBにおいてはしっかりとニュアンスの違いが定義(Definition)されています。

定義部分を日本語訳にすると以下のようになります。

Command termDefinition
Compare2つ(またはそれ以上)のアイテムまたは状況の類似点について、それらの両方(すべて)に言及しながら説明することができる。
Contrast2つ(またはそれ以上)の項目または状況の違いについて、それらの両方(すべて)に言及しながら説明することができる。
Distinguish2つ以上のコンセプトやアイテムの違いを明確にすることができる。

このように問われていることの意味をしっかりと理解していなければ、テストで評価されないということになってしまいます。反対にしっかりと理解をし、それに対する答案を書くことで確実に点数を取ることが出来るようになります

シラバスはどこで手に入るのか

シラバスはIBOのサイトを見ても、簡易的なものは出てきますが、シラバスは見ることが出来ません。しかしながら先生はシラバスを持っておられるので、それを見せてもらうか、インターネットで検索して見つけることも出来ます。

ただ日本語で検索してもヒットしてこないので、英語で探すことにはなります。その際にも改定年度の確認を行い最新のものを使うこと。先生に改定年度の確認だけはしておくほうが良いかと思います。

まとめ

ここまでシラバスについて見てきましたが、日々の学習時にもこのシラバスを見て行うことで、より効率的に予習や復習を行うことが出来ますし、最終試験ではより高得点を獲得するための戦略を立てることも出来ます。

ページ数にすると非常に多いですし、英語で記載されているので、しっかりと読み込むのはとても大変な作業ではありますが、この最初の面倒な部分をこなしておくだけで、最終的には大きな助けになってくれます。

ぜひ学習に取り入れて見てください。

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