香港大学(HKU)への留学・入学条件・学費【2026】日本人がIBから入るには

香港大学(HKU)は2026年のQS世界ランキングで11位に上りつめました(アジア2位・過去最高)。東京大学より上位を英語で学べ、IB(国際バカロレア)で出願できます。さらにIB44点以上なら授業料が全額までカバーされる奨学金もあります。

HKUは、学部ごとに必要なIBスコアを公開しています。だから「どの学部なら何点で届くか」は、推測せずに確かめられます。逆に合格率は公表しておらず、ネットで見かける「合格率10%」に出典はありません。ここでは HKU公式(admissions.hku.hk)で確認した2026年入学向けの学部別スコア・学費・奨学金・出願日程を整理します。

同じIBから狙える他の海外トップ大学は、IBからシンガポール国立大学(NUS)へIBからオックスフォード大学へもあわせてどうぞ。

先に結論|HKU(香港大学)の要点
  • QS世界11位(2026・過去最高)・アジア2位:東大より上位を英語で学べ、IB(国際バカロレア)で出願できます。
  • 学部別IBラインを公式公表:文系32〜医学(MBBS)43。志望学部の最低ラインを早めに確認できます。
  • 学費は年約448万〜498万円:文系約448万円・理系(STEM)約498万円/年。
  • IB44点以上で授業料が全額までカバー:入学奨学金は応募不要・自動選考。あと1〜2点の上積みで年約450万円の学費が無償になり得ます(HKUのコスパの核心)。
  • 総費用は生活費込みで年約540万〜670万円:ただし奨学金が出れば、実質は生活費(年約100万〜180万円)中心まで下がり得ます。
  • 出願は9月〜(第1次11月末)・9月入学。多くの学部で面接あり。
目次

香港大学(HKU)とは?QS世界11位・アジア屈指の名門

香港大学(The University of Hong Kong、HKU)は1911年創立の香港最古の総合大学です。教授言語は英語で、学部生の約3人に1人が留学生という国際的な環境です[8]

創立1911年(香港最古の大学)
教授言語英語(学位を英語で取得可能)
世界ランキングQS世界11位(2026・過去最高/アジア2位)/THE世界33位
学部生・留学生学部生 約20,100人/留学生 約6,700人(33.4%・2025-26)
入学時期9月(年1回)
出典:HKU QS2026[5]、THE2026[6]、HKU Quick Stats(2025-26)[8]

※ よく「香港大学の合格率は約10%」と紹介されますが、HKUは合格率を公式に公表していません(第三者サイトの推計)。本記事では公式で確認できる数字のみを扱います。

HKUの偏差値・難易度は?QSで東大より上位【2026】

香港大学に偏差値はありません。日本の模試が出す指標なので、海外の大学には付かないのです。代わりの物差しが世界ランキングで、これで見るとHKU(QS世界11位)は東京大学(20〜30位台)より上位にいます。

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大学QS 2026THE 2026
香港大学(HKU)世界11位(アジア2位)世界33位
東京大学世界20〜30位台世界20〜30位台
出典:QS World University Rankings 2026[5]/THE World University Rankings 2026[6]。東大の順位は年度・機関で変動。

HKUのQS順位は2025年17位 → 2026年11位と急上昇し、過去最高を更新しました[5]。アジアでもトップクラスの評価を英語で受けられます。

ただしHKUは学部ごとにIBの最低ラインを公表しており(後述)、日本の「偏差値」より具体的なスコア基準で難易度を把握できます。文系で32点、医学部(MBBS)で43点と、学部により大きく差があります。

※ ランキングは年度・調査機関で変動します。あくまで難易度の”目安”で、偏差値ではありません。

HKUの入学ルート|日本の高校生の3パターン

日本の高校に通う学生は、主に次の3つの資格でHKUに出願できます[1]

  1. 国際バカロレア(IBディプロマ):本記事の主対象。学部別に最低スコアあり
  2. ケンブリッジA-レベル:3科目以上で出願(学部で必要グレードが異なる)
  3. 日本の高校卒業資格:成績+SAT/ACT+英語力証明で出願

HKUの学部別IBスコア【2026年入学】

HKUは学部ごとにIBの最低ライン(Expected Lower Boundary)を公式に公表しています。主な学部は次のとおりです[1]

学部・プログラムIB最低ライン
文学部(人文・グローバルクリエイティブ)/看護/社会科学32
理学部(BSc)33
工学部(Engineering)34
心理学(Bachelor of Psychology)35
ビジネス(BBA)/薬学36〜37
Computing and Data Science/生物医科学38
法学(LLB)40
歯学(BDS)/BBA(Law)&LLB41
医学(MBBS)43
出典:HKU「International Admissions Information 2026」[1]。数値は「最低ライン(Expected Lower Boundary)」で、上回っても合格を保証するものではないと公式に明記されています。学部別の科目要件・英語要件は必ず公式で確認を。

NUS等と違い、HKUは学部別の最低スコアを公表しているのが特徴です。志望学部のラインを早めに把握し、EE・TOK・IAを含めた戦略的なスコアメイクで確実に超えていくことが重要です。

HKUの英語要件|IELTS・TOEFLの基準

HKUは英語が教授言語のため、英語力の証明が必要です。IB生はIBの英語科目で要件を満たせる場合があります[3]

試験基準
IELTS Academic総合6.5以上
TOEFL iBT93以上
IB English A(HL/SL)グレード4以上
IB English B(HL)グレード4以上(SLは5以上)
出典:HKU「English Language Requirement」[3]。スコアは受験日から2年以内が有効。

HKUの学費【2026/2027年度】

HKU留学の年間総費用の目安は約540万〜670万円ですが、後述のIB44点以上の奨学金で学費が全額カバーされれば、実質は生活費(年約100万〜180万円)中心まで下がります。まずは学費から見ていきましょう。

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区分(留学生・年額)学費(年額)
文系(文・経営・法・社会科学 等)HK$224,000(約448万円)
理系・STEM(工・医・歯・理・Computing 等)HK$249,000(約498万円)
出典:HKU「Tuition and Living Expenses」(2026-27年度・非現地学生)[2]。円換算は編集部の目安(1HK$≒20円・2026年7月時点/為替は変動)。

IB44点以上で授業料が全額に?HKUの入学奨学金

HKUの大きな魅力が、成績優秀な国際生への入学奨学金です。公式によると、IBディプロマで44点以上を取得した学生は、授業料全額までをカバーする奨学金の対象になります[4](応募不要・自動選考)。過去にはIB満点45/45で入学した学生もいます[1]

IBディプロマ44点以上:授業料 全額までカバーの奨学金対象(応募不要・自動選考)

つまりあと1〜2点の上積みで、年約450万円の学費が無償になり得る。ここがHKUのコスパの核心です。42〜43点あたりで停滞しがちな受験生こそ、44点・45点の壁を越えるための戦略的なスコアメイクが投資対効果として大きく効きます。IB経験者の専門指導で、EE・TOK・IAや弱点科目を詰めるのが近道です。

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IBは独特。“経験者”に頼るのが立ち上がりの近道。

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HKU留学の生活費|寮費・住居の目安

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項目(年額)金額の目安
学内寮(Undergraduate Halls)HK$17,290〜37,940(約35万〜76万円)
キャンパス外の住居HK$30,000〜50,000(約60万〜100万円)
生活費(食費・交通等)最大 HK$50,000(最大 約100万円)
出典:HKU「Tuition and Living Expenses」/CEDARS寮費(2026-27)[2]。円換算は編集部目安(1HK$≒20円)。

上記の住居・生活費に学費を加えた総額は、奨学金の有無で大きく変わります。前述のIB44点以上の奨学金で学費が全額カバーされれば、実質の負担は生活費(年約100万〜180万円)中心まで下がります。

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HKUの出願スケジュール【2026年9月入学・国際生】

時期手続き
2025年9月24日オンライン出願 開始
2025年11月26日 正午(香港時間)第1次締切(Main Round)
2025年12月〜2026年3月頃合否通知(ローリング)・面接(対象者)
2026年8月21日 正午(香港時間)最終締切(ローリング・定員に達し次第終了)
出典:HKU出願日程・面接ページ(2026年入学・国際生/Non-JUPAS)[7]。多くの学部で面接あり。早い段階での出願が有利です。

まとめ|HKUへの道筋

香港大学(HKU)は、QS世界11位・アジア2位を英語で学べ、IBから出願できるアジア屈指の選択肢です。ポイントを整理します。

  • 学部別IBライン:文系32〜医学43。志望学部の最低ラインを早めに確認
  • 英語要件:IELTS6.5/TOEFL93(IB英語で充足可の場合あり)
  • 学費:文系約448万円・理系約498万円/年
  • 奨学金:IB44点以上で授業料全額までカバーの可能性(応募不要)
  • 出願は9月〜(第1次11月末)・9月入学。多くの学部で面接あり

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HKU留学のよくある質問(FAQ)

香港大学の合格率はどのくらい?

HKUは合格率を公式に公表していません。「約10%」は第三者サイトの推計です。公式に確認できるのは学部別のIB最低ライン(文系32〜医学43)で、まずここを満たすことが第一歩になります[1]

香港大学の医学部(MBBS)は何点必要?

医学(MBBS)のIB最低ラインは43点で、全学部で最も高い水準です[1]。世界的に評価される学部で、英語での出願・面接への備えも必要です。

日本人でも入れる?在籍している?

日本の高校生はIB・ケンブリッジA-レベル・日本の高校卒業資格+SAT/ACTの3ルートで出願できます[1]。HKUは学部生の約33%が留学生という国際的な環境です[8]

IBは何点あれば安全?

志望学部の最低ライン次第です。文系32点から医学43点まで幅があり、最低ラインを上回っても合格が保証されるわけではありません[1]。さらにIB44点以上なら授業料全額までの奨学金対象になるため、44点超えが一つの目標になります[4]

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参考情報・出典

  1. HKU「International Admissions Information 2026(学部別IB最低ライン)」PDF
  2. HKU「Tuition and Living Expenses(学費・生活費)」
  3. HKU「English Language Requirement(英語要件)」
  4. HKU「Entrance Scholarships for International Students(IB44点以上で授業料全額まで)」
  5. HKU公式「QS World University Rankings 2026=世界11位・アジア2位」
  6. HKU公式「THE World University Rankings 2026=世界33位」
  7. HKU「出願日程・面接(国際生・2026年入学)」
  8. HKU「Quick Stats – Student Profiles(学生数・留学生比率 2025-26)」

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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki IBDP修了生の父/教育・進路メディア運営

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。→ 運営者プロフィール・お問い合わせ

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