国際バカロレア生徒の大学出願パターンと出願方法|IB資格保有者の優遇について解説

目次

国内大学・海外大学への出願

国際バカロレア・ディプロマ・プログラムを履修し、海外大学に進学するというルート。国内大学への進学を目指すルート。どちらにも出願するという選択肢が考えられます。

  1. 国内大学のみ出願
  2. 海外大学のみ出願
  3. 国内と海外の両方の大学に出願

国内大学のみ出願

・総合型選抜のIB入試
・推薦入試
などの方法で出願します。

一般入試で出願する場合もありますが、共通テストを含む一般入試は、IBDPカリキュラムで学んできている生徒にとっては、準備負担が大きい形式の入試方法となります。

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国内大学を中心に出願する理由
  • 日本での医師免許取得を目指したい。
  • 日本での教員免許取得を目指したい。
  • 目的の大学がある。
  • 目的の教授がいる。
  • 英語圏と比較しての学費が安い。
  • 親の勧め。

海外大学のみ出願

海外大学を中心に出願する理由
  • 海外大学で学びたい。
  • 海外就職を目指している。
  • IB評価の高い大学に進学したい。

国内大学、海外大学の両方に出願

国内・海外大学へ出願する理由
  • 海外大学を目指しているが、給付奨学金を受けることが出来なかった場合は、国内大学へ進学する。
  • 国内外問わず出願し、合格したところから選びたい。

高校3年生の秋に、総合型選抜のIB入試、推薦選抜などの方法で出願。同時期に海外大学進学者用給付奨学金の申請をする場合もある。11月の試験直後ぐらいから海外大学への出願を行います。

国別 IBDP履修生の出願システム

イギリス(3年)

IB履修者は学部直接出願が可能。
IBDP資格が取得できなかった場合は、大学準備コースに出願します。

UCAS(University and Colleges Admissions Service)という出願システムを通して、オンラインで5校まで出願することができます。

UCASから出願者情報(出願者個人情報、IBDP予測スコア、自己アピールのエッセイ、推薦者情報など)が5大学に送られ、入学審査を行なっていただきます。

EU(3年)

IB履修者は学部直接出願が可能。
IBDP資格が取得できなかった場合は、大学準備コースに出願します。

各国で個別のシステムがありますが、イギリスのシステムに似ているところが多いようです。

EUの場合は、各国の出願システムを通してオンラインで出願、又は各大学に直接出願します。

オーストラリア(3年)

IBDP履修者は学部へ直接出願が可能ですが、日本の高校から直接学部へ出願することは出来ず、大学1年からの編入は可能。
IBDP資格が取得できなかった場合は、大学準備コースに出願します。

大学のホームページなどからオンライン出願も可能ですが、大学と提携しているエージェント経由で出願する場合が多いようです。エージェント経由で出願すると、より詳細な情報が得られる場合も多いようで、基本的な出願のサポートは無料で受ける事ができます。

各大学の各学部によって、IBDPの科目要件や、科目点数、総合点の要件を設定しているので、その要件さえ満たすことができれば、ほぼ合格と言われています。

※自己アピールのエッセイや推薦状などは不要。

シンガポール(3年)

IB履修者は学部直接出願が可能。

各大学の各学部によって、IBDPの科目要件や、科目点数、総合点の要件を設定しているので、その要件を満たす事が必要になります。

カナダ(4年)

各大学の各学部によって、IBDPの科目要件や、科目点数、総合点の要件を設定しているので、その要件を満たす事ができれば入学が可能となります。

IBDP履修者は、入学後各大学の規定に基づいて、IBDP履修科目を大学の単位に変換

UCASに似ている各州の一括出願システムや、各大学の出願システムがあり、自己アピールのエッセイや推薦状が必要です。

アメリカ(4年)

基本的にIBDPのスコア自体が出願時に評価されないケースが多い。

IBDP履修者は、入学後各大学の規定に基づいて、IBDP履修科目を大学の単位に変換

多くの大学がCommon Applicationという出願システムを利用していて、Common Applicationに入力した内容を出願に使う事ができます。

大学はこの入力された情報に加え、大学独自の追加出願要項がある大学もあります。

基本的にはIBDP点数などは要件設定されていませんが、SATやTOEFLスコアなどが必要になる場合があります。

リベラルアーツ大学などの場合は、小論文や自己アピールのエッセイなどを貸す場合もあるようです。

国内大学(4年)

まだ導入されているところは多くないですが、IBDP履修生を明確に対象としたIB入試というものが総合型選抜の中に埋め込まれてある場合があります。

日本の大学には3種類の入試方法があり、少数ではありますが9月入学を設定し入試を行なっている大学もあります。

  1. 総合型選抜(AO入試):9.9%
    その他入試(IB入試、帰国子女入試など含む):0.3%
  2. 学校推薦型選抜(推薦入試):36.8%
  3. 一般入試:53.0%

この中で、IBDP資格とスコアを基に出願できるのは、1総合型選抜の中にあるIB入試です。

IB入試と明記されている場合もありますし、IB DP履修生を高く評価した要項になっている場合もあります。

募集要項に、「国内でIBDP資格を取得した者」「国外においてIBDP資格を取得した者」などのように要件が付けられている場合もありますので、注意が必要です。

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学校推薦型選抜(推薦入試)

通っている高校が作成した調査書を主要な審査の材料として選抜する方式で、学力検査は免除と言われていますが、一般的には

  • 筆記試験、口頭試験
  • 資格試験結果
  • 基礎学力の確認
  • 共通テスト

などから、いくつか加味される場合も多いようです。

一条校を卒業の場合は、一条校卒業資格を基礎学力の確認として出願します。

各大学が「専願」なのか「併願」が可能なのかに注意が必要です。

出願する大学が専願の場合、合格したら確実に入学しなければいけないという事になりますので、他の大学に出願を考えている場合でも、専願の大学の結果を待ってから出願することになります。

一般選抜(一般入試)

国公立大学の一般選抜は
1次試験を、共通テストで5教科7科目
2次試験で、小論文、面接、特定の科目試験
などを行います。

国公立大学への入学者の80%以上が一般選抜方式で入学していますが、IBDP履修生が同様に一般入試で国公立大学に入学しようとすると、5教科7科目の試験を受け1次試験をパスし、その後の2次試験対策もしていくことになり、ただでさえIBDPのカリキュラムで忙しい生徒にとっては、時間的にも心理的にも負担が大きくなってしまいます。

私立大学の場合には、科目を絞って共通テストを受験するか、大学独自の一般選抜試験を受験することができるので、国公立大学に比べると比較的負担は小さいようです。

一般選抜は、IBDPの評価を活用できるものではないので、一番不向きな受験方法だと言えます。

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