「教育水準が高いと思う」都道府県ランキング!自慢できる教育環境はここ

「子どもには、できるだけ良い教育環境で学ばせたいな」なんて思ったことはありませんか?

住んでいる地域によって教育の環境が違うという話、よく耳にしますよね。でも、全国の中で「教育水準が高い」と感じられている都道府県って、具体的にどこなんでしょう?

この記事では、ソニー生命保険の「47都道府県別 生活意識調査2025(生活・マネー編)」をもとに、住民が「うちの地域は教育水準が高い」と自慢している都道府県ランキングを紹介します[1]。2025年12月16日に公表された最新版です。

調査は2025年10月22日から10月30日にかけて、全国の20歳から59歳の男女4,700名(各都道府県100名)にインターネットで行われました[1]。

ここで大事なのは、聞いているのが「現在住んでいる都道府県で自慢できること」だという点です[1]。学力テストの順位や進学率を測ったものではなく、住んでいる人が「自慢できる」と答えた割合を並べたランキングです。つまり読み取れるのは、住民の実感の分布です。

目次

「教育水準が高いと思う都道府県」ランキング TOP10

まず結果から見てみましょう。数字は「自慢できる」と答えた人の割合です。

1位福井県(15.0%)
2位東京都(14.0%)
3位石川県(12.0%)
4位富山県
奈良県(同率10.0%)
6位秋田県
長野県(同率9.0%)
8位群馬県
神奈川県
兵庫県(同率8.0%)
出典=ソニー生命保険「47都道府県別 生活意識調査2025(生活・マネー編)」図5「『教育水準の高さ』が自慢」[2](各都道府県n=100・2025年12月16日公表)。上位3県は同社ニュースリリースにも記載[1]。

福井県はこれで6年連続の1位です[1]。

前回(2024年調査)との違い

1年前の2024年版では、1位「福井県」18.0%、2位「東京都」13.0%、3位「石川県」「兵庫県」「奈良県」(同率10.0%)でした[3]。

1位と2位の顔ぶれは変わらず、差が5ポイントから1ポイントに縮まりました。前回3位だった3県のうち、石川県は単独3位へ、奈良県は4位、兵庫県は8位へと動いています。

ランキングの読み方

同率順位が多い理由
回答者は各都道府県100人ずつです[2]。割合は1ポイント刻みでしか動かないので、同じ数字の県が並びます。

順位差は思ったより小さい
1位の福井県と8位の3県の差は7ポイント、つまり100人のうち7人分です。順位は小さな差で入れ替わります。上位に都市部と地方が混在しているのも、この幅の中での話だと思って見てください。

「教育水準が高いと思う都道府県」ランキング上位
都道府県が選ばれた理由

「なぜ福井県や東京都なのか」を知りたくなりますよね。ただし、2025年版の調査は、教育水準の項目について理由(自由回答)を公表していません[1]。前回の2024年版で公表されたのは1位・福井県の回答だけです[3]。ここでは、公表されている範囲と、外から確かめられる数字だけを並べます。

1位:福井県

住民が挙げた理由は、2024年版の調査で公表されています。「学力テスト全国上位」(50代女性)、「学力が高い」(30代男性)という回答でした[3]。

この実感は、外の数字とも合っています。令和7年度(2025年度)の全国学力・学習状況調査で、福井県(公立)の平均正答率は次のとおりで、いずれも全国(公立)を上回りました[4]。

  • 小学校:国語69(全国66.8)/算数60(全国58.0)/理科61(全国57.1)
  • 中学校:国語56(全国54.3)/数学53(全国48.3)
2位:東京都

東京都は14.0%で2位です[1]。前回は13.0%で、順位は同じまま割合が1ポイント上がりました[3]。

ただし、東京都の住民が何を理由に挙げたかは、この調査では公表されていません。2025年版はこの項目の自由回答自体を載せていないためです。

3位以下の顔ぶれ

3位は石川県で12.0%です[1]。前回は10.0%で兵庫県・奈良県と並ぶ同率3位でしたから、単独の3位に変わりました[3]。

4位以下は富山県・奈良県(10.0%)、秋田県・長野県(9.0%)、群馬県・神奈川県・兵庫県(8.0%)と続きます[2]。北陸3県(福井・石川・富山)がそろって上位に入っているのが、この年の特徴です。

これらの県についても、住民が挙げた理由は公表されていません。

「教育水準が高いと思う都道府県」ランキングに出てこない地域をどう読むか

自分の県が上位にいなかった人ほど、気になるところだと思います。ただ、ここは慎重に読む必要があります。

この調査が聞いたのは「自分の県で自慢できることは何か」であって、教育の中身を測ったものではありません[1]。割合が低い県について、その理由をこの調査から読み取ることはできません。「上位に入っていない=教育の質が低い」とも言えません。

実感ではなく実測を見たいなら、行き先は全国学力・学習状況調査です。令和7年度(2025年度)の都道府県別の資料が公開されていて、自分の県のページを開けば全国との比較が確かめられます[5]。

設備の面では、全国共通の土台づくりが進んでいます。GIGAスクール構想は、1人1台端末や高速大容量の通信ネットワークなどの学校ICT環境を整備・活用する国の施策です[6]。地域差を語るときは、この土台の上で何が違うのかを見ることになります。

「教育水準が高いと思う都道府県」まとめ:この数字は何を表しているか

最後に、この記事で見てきたことを整理します。

  • 1位は福井県で6年連続
    2位は東京都、3位は石川県。北陸3県がそろって上位に入りました。
  • 測っているのは住民の実感
    「自慢できるか」を聞いた割合であって、学力や進学実績の測定ではありません。
  • 順位は小さな差で動く
    各県100人の回答なので、1位と8位の差も100人あたり7人分です。
  • 実測は別の資料で確かめる
    教科ごとの数字を見たいときは、全国学力・学習状況調査の都道府県別資料が使えます。

住んでいる人の実感と、テストの点数は別のものです。どちらか一方で「良い教育環境かどうか」を決めてしまわずに、両方を見比べてみてください。


参考情報・出典

  1. ソニー生命保険「47都道府県別 生活意識調査2025(生活・マネー編)」(2025年12月16日)https://www.sonylife.co.jp/company/news/2025/nr_251216.html
  2. ソニー生命保険「47都道府県別 生活意識調査2025(生活・マネー編)」NEWS LETTER(調査レポート)5頁・図5(2025年12月16日)https://www.sonylife.co.jp/company/news/2025/files/251216_newsletter.pdf
  3. ソニー生命保険「47都道府県別 生活意識調査2024」(2024年12月12日)https://www.sonylife.co.jp/company/news/2024/nr_241212.html
  4. 国立教育政策研究所「令和7年度 全国学力・学習状況調査 都道府県・指定都市別ノート(福井県)」https://www.nier.go.jp/25chousakekkahoukoku/factsheet/18_fukui/18_25note.pdf
  5. 国立教育政策研究所「令和7年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【都道府県別】」(令和7年9月30日公表)https://www.nier.go.jp/25chousakekkahoukoku/factsheet/prefecture_city.html
  6. 文部科学省「GIGAスクール構想について」https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00011111.htm

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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki IBDP修了生の父/教育・進路メディア運営

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。→ 運営者プロフィール・お問い合わせ

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