香港大学(HKU)の基本データ
設立 | 1911年 |
区分 | 公立 |
合格率 | 約10%程度 |
ホームページ | 香港大学(HKU) |
香港大学(HKU)は、アジアを代表するトップ大学の一つとして広く認知されています。
その歴史は長く、多くの優れた研究成果を持っていて、国際的な評価も非常に高いです。また、多様な文化背景を持つ学生たちが集まり、国際的な環境の中で学びを深めることができます。
項目 | 香港大学(HKU)の魅力 |
---|---|
教育の質 | 多くの分野での専門的な知識を持つ教授陣が在籍 | アジアトップクラスの教育
キャンパス環境 | 最先端の設備と美しいキャンパス | 香港の中心部
国際性 | 国際的な視点での学びが可能 | 世界中から学生が集まる
就職のサポート | 卒業後の就職サポートも充実 | 多くの国際企業との連携がある
プログラム数
記載されているプログラムの数には、フルタイムおよびパートタイムで提供されるプログラムを別個のプログラムとしてカウントしている場合があります。研究大学院プログラムのカウントは、2021-22年度に研究大学院生が在籍する学部に基づいた数です。
学生数
香港大学(HKU)は、アジアのトップ大学の一つとして、多くの学生が集まる教育機関です。
その学生構成を詳しく見てみると、国内生だけでなく多くの留学生が学びの場としてこの大学を選んでいます。以下に、各区分ごとの学生数と留学生数をまとめました。
学生数 | 留学生 | |
---|---|---|
学部 Undergraduate | 17,517人 | 4,408人 |
大学院 Taught Postgraduate | 12,622人 | 6,303人 |
研究大学院 Research Postgraduate | 3,563人 | 2,873人 |
香港大学(HKU)の学生構成を見ると、学部生の中では、約4,408人の留学生が学んでいて、国際的な環境の中での学びが実現しています。
特に大学院レベルでの留学生の割合が高いことが分かります。これは、HKUが提供する高度な教育プログラムや研究環境が、世界中の学生から高く評価されていることを示しています。
また、多様な文化や背景を持つ学生たちとの交流を通じて、より幅広い視野や知識を身につけることができるのも、HKUの魅力の一つと言えます。
大学ランキング
香港大学は香港で最も古い高等教育機関で、世界大学ランキング2023では東京大学よりも上位に位置する大学となっていて、QSアジアランキングでは3位(2023年度)にランクインするほどの、名実ともにアジアトップクラスで世界屈指の名門大学となります。
THE | QS | |
---|---|---|
香港大学 | 31位 | 21位 |
東京大学 | 39位 | 23位 |
QS 世界大学ランキングの推移
学内は英語で統一
香港大学の学生の約44%が外国の出身者ということもあり、学内の共通言語は英語で統一されています。
また、大学の授業も英語で行われているということもあり、さまざまな国から優秀な学生が高度な教育を受けられる世界最高水準の環境を求めて集まってきています。
香港大学への入学
日本の学生が香港大学の学部へは、以下の資格で正規入学することが可能です。
日本の高等学校卒業証明書
国際バカロレア(IB)DP
A-レベル
日本の高等学校卒業証明書で留学
香港大学の入学要件としては、日本の高等学校卒業証明書で出願資格をクリアとなりますが、入学の許可を得るためには各学部に設定されている高い成績評価(4.5以上/5段階評価など)や、言語要件等をクリアする必要があります。
国際バカロレア・ディプロマ(IBDP)の要件
学部や学科によって、IBDPのスコア要件や科目要件に違いがあり、また、スコア要件もボーナスポイントのあり・なしがあり、第二言語要件を求められる学部・学科もあります。
IBDPスコア要件
(ボーナスポイントを含む・含まない)
科目要件
第二言語要件
人気の学部・学科をピックアップして、スコア要件や科目要件を見てみます。
学部 | 学科 | スコア | 科目要件 |
---|---|---|---|
芸術学部 | 人文科学・デジタル技術 | 32 | なし |
工学部 | データサイエンス・エンジニアリング | 33 | 数学(HL):6以上 |
医学部 | バイオインフォマティクス | 36 | 数学(HL) | 生物(HL)or化学(HL)
法学部 | 理学士および法学士 | 37 | 生物or化学or物理(SL/HL) | 数学
社会科学部 | 心理学士 | 34 | なし |
学部・学科ごとの詳細要件
A-レベルの出願要件
学部や学科によって、Aレベルのスコア要件や科目要件に違いがあり、また、第二言語要件を求められる学部・学科もあります。
IBDPスコア要件
(ボーナスポイントを含む・含まない)
科目要件
第二言語要件
同じく、人気の学部・学科をピックアップして、スコア要件や科目要件を見てみます。
学部 | 学科 | スコア | 科目要件 |
---|---|---|---|
芸術学部 | 人文科学・デジタル技術 | AAB | なし |
工学部 | データサイエンス・エンジニアリング | AAB | 数学:A以上 |
医学部 | バイオインフォマティクス | AAA | 数学 | 生物or化学
法学部 | 理学士および法学士 | A*A*A | Further 数学と物理 化学 物理 | 数学
社会科学部 | 心理学士 | AAB | なし |
英語要件
IELTS | 総合6.5 |
TOEFL iBT | 93点 |
国際バカロレア | 英語A(SL/HL):4 英語B(HL):4 英語B(SL):5 |
A-レベル | 英語または英文学でC以上 |
香港大学(HKU)の学費
香港大学の授業料
182,000HKD/年
例)1HKD=15円
2,730,000円/年
国際バカロレア(IB)、A-レベルの学生の場合、優秀な成績を取得することができると、この授業料をカバーできるHKU入学奨学金がでています。
国際バカロレアIBDP学生向けのHKU入学奨学金
国際バカロレア(IB)ディプロマで45点を取得し、香港大学の学部課程に入学した学生は、授業料を全額カバーされる奨学金を受ける資格があります。
また44点を取得した学生は、授業料の半額をカバーされる奨学金を受ける資格があります。
この奨学金は応募の必要はなく、応募資格のある学生は自動的に選考の対象となります。
GCE Aレベルおよび国際上級レベル有資格者対象
HKUの学士課程に入学した学生のうち、1学年においてGCE Aレベルまたは国際Aレベル資格で5A*の成績を修めた学生には、授業料全額をカバーする奨学金が支給される。
対象となる学生は、選考委員会による選考を経て推薦される。対象科目は1学年度(9月~8月)に履修するものとし、語学科目を含まないものとする。
この奨学金は応募の必要はなく、応募資格のある学生は自動的に選考の対象となります。
奨学金詳細とその他奨学金
生活コスト
香港大学(HKU)には、大学に近い3つの住宅地に17の寮とカレッジ、また寮以外の住宅があり、それらの生活コストを比較したものになります。
例)1HKD=15円で計算した場合も一緒に表示しておきます。
寮と大学
17,290〜37,940HKD/年
259,350〜569,100円/年
キャンパス外住宅
30,000〜50,000HKD/年
450,000〜750,000円/年
生活費
最大:50,000HKD/年
最大:750,000円/年
魅力が詰まった香港
香港は中国本土とマカオの間に位置する特別行政区で、中国とイギリスの統治時代の文化が融合した、国際色豊かな都市として知られています。
東アジアの中心に位置する香港は、総面積は約1,100平方キロメートルという東京都の約半分の大きさとなっていますが、その大きさとは不釣り合いなほどの経済力を備えています。
香港は、英語と広東語の両方が公用語となっているので、英語と広東語の両方を学ぶことができます。特に、英語を学びながら中国文化に触れたい方には、香港は最適な留学先と言えます。
特に政府、法律、専門職、ビジネス分野では英語が主要なコミュニケーションツールとして使用されていて、英語スキルがあれば日常生活においても大きな利点となります。
また、香港には世界トップ50に入る大学が複数あり、香港の学生は学業成績が優秀で、積極的に学習に取り組む傾向があります。そのため、香港の大学で学ぶことで高いレベルの教育を受けることができるのも魅力です。
留学先として香港が選ばれる理由
- 英語力を向上させたい
- 中国語を学びたい
- 国際的な環境で学びたい
- 高いレベルの教育を受けたい
香港の人口は730万人ほどで、人口密度としては東京都比べてもそれほど極端に高いというわけではありません。ですが、香港の約7割の土地が山や森林保護区等になっているため、実際は3割程度の土地しか活用できないため、結果として高層ビル群が立ち並ぶようになりました。
さらに観光地としても有名な香港では、年間約3,000万人が訪れていたのですが、これは2018年に日本へ来た外国人旅行者の数と同程度ということになります。
これだけ小さい場所に、日本全土に年間訪れるだけの数の人たちが来るわけですから、人口密度は相当なものとなってしまいます。
当然、家賃も年々上がってきていて、お世辞にもキレイとは言えないようなアパートメントでも相当な家賃を支払う必要があるのが香港ということになります。
ただ、飛行機で4〜5時間の範囲内にアジアの全ての主要市場があり、世界人口の半分が住んでいる。英語と中国語のどちらも学ぶことができるという香港という場所には、魅力がたくさん詰まっているのは間違いありません。