沖縄尚学高等学校・附属中学校|グローバルに通用する資質や能力を向上させて大学に進学できる中高一貫校

目次

沖縄尚学高等学校・附属中学校の詳細

基本データ

学校名学校法人 尚学学園
沖縄尚学高等学校・附属中学校
区分私立
所在地〒902-0075
沖縄県那覇市国場747
ホームページ沖縄尚学高等学校・附属中学校

昭和58年に沖縄尚学高等学校として発足し、昭和61年に中学校を附設し中高一貫教育を実施してきている本校は、平成3年5月より経営体制が変わり新しい学園としてスタートとなりました。

高大連携協定

出典:沖縄尚学高等学校・附属中学校

沖縄尚学には世界に45の教育協定校(海外35・国内10)があり、そのうち米国の6つの4年制大学が沖尚を推薦指定校として、英検準1級以上を取得した沖尚の卒業生であればTOEFL免除で入学することができます

つまり、英検準1級以上を取得しさえすれば協定大学へ合格ができるということ。また進学の義務はなく日本の大学や他の海外大学と併願も可能なので、進学に関して1つ精神的にも安心ができる材料です。

2019年4月現在、沖尚を推薦指定校としているのは以下の6つの大学です。

  • ワシントン州立大学
  • アイダホ大学
  • セントジョンズ大学
  • セントベネディクト大学
  • セント・メアリーズ大学
  • クラーク大学

ワシントン州立大学の場合、受験料は無料合格者の定員はなし。資格さえ満たしていれば何人でも合格することができ、さらには給付型の奨学金が付与されるという協定のようです。

附属中学校への入学

コース分け

  • 尚学パイオニアコース(SPC)
  • 尚学チャレンジャーコース(SCC)

沖縄尚学附属中学校では、小学校の学習内容の習熟度に応じて、尚学パイオニアコース(SPC)と尚学チャレンジャーコース(SCC)の2コースに分かれます。

中学の時点から6年後の大学受験を見据えたカリキュラムを導入していて、様々な入試試験に対応しているのも特徴。

尚学パイオニアコース(SPC)

旧帝大や医学部などの難関国公立大、難関私大への現役合格を目指すコースで、中学2年までに中学生課程の学習内容を終了し、早い段階から基礎学力に加え、高いレベルの記述力、論述力などの必要スキルを伸ばしていく。

尚学チャレンジャーコース(SCC)

尚学パイオニアコース同様中学2年までに中学生課程の学習内容を終了し、中学3年から高校生課程の学習内容に入り、県外・県内国公立大はもとより、旧帝大や医学部などの難関国公立大、難関私大に合格できる学力を養成するコースです。

英語上級クラス

英語上級クラス(English Advanced Class)は、パイオニアコースとチャレンジャーコースに1クラスずつ設置されています。

入学前にスピーキング及びライティングのレベルが、英語を母国語としている外国人とほぼ同等のレベルの高い英語能力を持つ生徒が、入学後にさらに英語の能力を高めるためのクラスです。

出典:沖縄尚学高等学校・附属中学校

中学校試験の概要

募集定員

尚学パイオニアコース(SPC):80名
尚学チャレンジャーコース(SCC):200名

尚学パイオニアコース(SPC)

尚学パイオニアコース(SPC)の定員80名のうち、推薦入試から20名、前期入試から20名の合計40名は合格発表時にコースが確定。

残りの40名は入学試験及び入学手続き後に実施する「コース編成テスト」の成績によって選ばれます。このテストの結果によってはパイオニアコースの生徒が増えることもあるようです。

入試方法

「尚学チャレンジャーコース」145名と「尚学パイオニアコース」80名(入学試験で
決定した約40名を含む)を決定します。

志願種別推薦一般入試(前期)一般入試(後期)
専願専願・併願専願
募集人員100名程度155名程度25名程度
試験科目国語:100点
算数:100点
面接
国語:100点
算数:100点
理科:50点
社会:50点
面接
※再受検者は面接不要

高等学校への入学

高等学校のコース分け

高等学校では、志望校合格に直結する効果的なカリキュラムが実施されていて、以下のコースが開設されています。

  • 難関大・国公立大医学科コース
  • 尚学パイオニアコースα
  • 尚学チャレンジャーコース
  • 国際文化科学コース
  • 尚学パイオニアコースβ
出典:沖縄尚学高等学校・附属中学校

難関大・国公立大医学科コース

目標大学:難関国立大、国公立大医学科

入学条件として、学業成績が優秀で、高校入学後の3年間、東大をはじめとする難関国立大学(旧帝大、一橋、東京工業)、もしくは国公立大医学科への進学を目指して努力することが設定されています。

また、早稲田、慶應、上智、国際基督教(ICU)などの難関私立大学への併願受験も目標としているコースです。

尚学パイオニアコースα

目標大学:医学科・旧帝大を含む難関国公立大、難関私立大

入学条件として、学業成績が優秀で、医学科や旧帝大を含む難関国公立大および難関私立大への進学を目指して努力することが設定されています。

上記の「難関大・国公立大医学科コース」希望者で、合格者に準ずる成績の者については、こちらのコースからスタートすることになります。

高校2年生からは、学業成績や学生自身の志望進路に応じて7つのコースに再編されます。

尚学チャレンジャーコース

目標大学:国公立大、難関私立大

入学条件として、学業成績が優秀で、国公立大および難関私立大への進学を目指して努力することが設定されています。

「難関大・国公立大医学科コース」、「尚学パイオニアコースα」への合格者に準ずる成績の学生が対象となっていて、高校2年生からは、学業成績や学生自身の志望進路に応じて7つのコースに再編されます。

国際文化科学コース

目標大学:海外大、英語を重視する国内大

国際バカロレア英語・日本語DPを受講できるコースで、入学条件として、アメリカなどの海外大学やIB入試を実施している国内大学への進学を目指して努力することが設定されています。

尚学パイオニアコースβ

目標大学:国公立大、私立大

入学条件として、高い運動能力を有し、学業とスポーツを両立させて国公立大学、私立大学への進学を目標とすることが設定されています。

高校入学試験の概要

募集定員

高校からの入学生175名を含む、計400名

高校からの入学生内部進学生を含む定員
推薦入試一般入試
難関大・国公立大医学科コース10名10名355名
尚学パイオニアコースα
尚学チャレンジャーコース
20名65名
国際文化科学コース15名10名
尚学パイオニアコースβ30名15名45名
合計75名100名400名

国際文化科学コースを受験する生徒は、英検準2級を取得していることが条件となっています。

試験科目

推薦一般
選抜試験A
(個別試験)
選抜試験B
(模擬試験利用)
国語:60分国語:60分面接:10分程度
(保護者同伴)
数学:60分英語:60分
面接:10分程度
(保護者同伴)
数学:60分
面接:10分程度
(保護者同伴)

専願の生徒
尚学パイオニアコースβ
の生徒のみ

選抜試験Bの出願資格

一般入学者選抜試験B(模擬試験利用)方式は、下記の条件をすべて満たしている必要があります。

  1. 中学3年生の2学期、または前期の平均評定(主要5教科)が4.0以上の者
  2. おきなわ県模試、沖縄県統一プレ入試などの模擬試験において、主要5教科の成績(県内順位)が上位20%以内の者
  3. 例年10月に公立中学校で実施している中3向け学力調査で、主要5教科の成績(県内順位)が上位10%以内の者

県外出身者出願資格

県外出身者調査書推薦入試では、提出書類を総合的に審査して合否が決まり、学校で行われる入学試験等はありません。

中学3年1学期の平均評定が以下の要件を満たす必要があります。

  • 難関大・国公立大医学科コース:4.5以上
  • 尚学パイオニアコースα:4
  • 尚学チャレンジャーコース:3.5以上
  • 国際文化科学コース:4.0以上

国際バカロレアコースについて

2015年2月に国際バカロレアの認定校になった沖縄尚学高等学校は、国際バカロレアのカリキュラムに日本の高校卒業資格に必須の授業が組み込まれた、英語と日本語のカリキュラムを国際文化科学コースで開講されています。

本コースの1学年あたりの定員は25名で、IBの教科書はすべて英語で書かれていて、理解するのにはある程度の英語力が必要となるため、出願資格として英検準2級以上の取得者となっています。

受講可能科目

Group1
日本語A:文学(SL/HL)

Group2
英語B(SL/HL)

Group3
歴史(SL/HL)

Group4
生物(SL/HL)
化学(SL/HL)

Group5
数学(SL/HL)

Group6
美術(SL/HL)

学費など費用について

中学校の学費等

学費関係

入学金:120,000円
別途:模試代、補助教材代、各種検定試験代、制服代、体育着代などが必要です。

授業料345,000円
施設費90,000円
施設維持費20,000円
冷房費6,000円
図書費1,200円
体育館維持補助費2,400円
諸会費780円
PTA会費6,500円
派遣費2,500円
生徒会費1,200円
合計475,580円

高校の学費等

学費関係

入学金:120,000円

県立高校との併願者は別途、模試代、補助教材代、各種検定試験代、制服代、体育着代などが必要です。

授業料345,000円
施設費90,000円
施設維持費20,000円
冷房費6,000円
図書費1,200円
体育館維持補助費2,400円
諸会費2,540円
PTA会費6,500円
派遣費10,000円
生徒会費1,200円
合計484,840円

国際文化科学コースの校納金
国際バカロレア費:60,000円(年額)が必要となります。

奨学生制度

難関大・国公立大医学科コース、尚学パイオニアコースα、国際文化科学コース、尚学パイオニアコースβが対象となっています。

第1種奨学生(若干名)

  • 授業料…国の就学支援金制度と調整の上、最高で年額授業料を給付します。
  • 入学金の全額を給付します。
  • 施設費は一期あたり20,000円(年額90,000円のうち60,000円)を給付します。

第2種奨学生(若干名)

  • 授業料…国の就学支援金制度と調整の上、最高で年額授業料の半額を給付します。
  • 入学金・施設費の半額を給付します。

選考方法

沖縄尚学専願の者のなかから、以下の項目を審査・検討して第1種または第2種学園奨学生として採用されます。

  1. 入学試験(学力試験および面接)の成績
  2. 調査書および推薦自己申告書
  3. 目標大学に向けて3年間努力するという勉学の意志
  4. 課外活動
  5. 本校が指定する模擬試験の成績(体育コースを除く)
  6. 経済的な事情など特別に考慮すべき事情

寮について

尚学舎尚学グローバル寮第二尚学舎ワンルーム寮
入寮費
(入寮時のみ)
50,000円
維持管理費
(入寮時のみ)
50,000円
退寮時業者清掃費
(入寮時のみ)
50,000円15,000円
中学生56,500円/月
(2食付)
84,000円/月
(2食付)
55,500円/月
(食事なし)
高校生61,500円/月
(3食付)
89,000円/月
(3食付)
87,000円/月
(3食付)
野球部寮柔道部寮テニス部寮
入寮費
(入寮時のみ)
50,000円20,000円50,000円
維持管理費
(入寮時のみ)
50,000円15,000円50,000円
退寮時業者清掃費
(入寮時のみ)
50,000円15,000円
1ヵ月62,000円/月
(3食付)
46,500円/月
(3食付)
1人部屋
78,000円/月

2人部屋
62,500円

(3食付)
※ただし休業日はなし

IBDP資格取得実績

2023年度卒業生実績

IBDP7期生
履修生17名がIBDP資格を取得
平均スコア31.8
最高スコア43(満点:45)

出典:沖縄尚学高等学校・附属中学校

2022年度卒業生実績

IBDP6期生
履修生12名がIBDP資格を取得
(13名受験)

2021年度卒業生実績

IBDP5期生
履修生13名全員がIBDP資格を取得

2020年度卒業生実績

IBDP4期生
履修生14名がIBDP資格を取得
(15名受験)

2019年度卒業生実績

IBDP3期生
履修生17名全員がIBDP資格を取得

2018年度卒業生実績

IBDP2期生
履修生5名がIBDP資格を取得
(6名受験)

2017年度卒業生実績

IBDP1期生
履修生2名全員がIBDP資格を取得

大学合格・進学実績

2023年度IB卒業生徒の合格大学

国立大学
岡山大学鹿児島大学北海道大学
筑波大学東京学芸大学広島大学
私立大学
国際基督教大学慶應義塾大学立教大学
学習院大学立命館大学日本歯科大学
神奈川歯科大学高麗大学

https://www.okisho.ed.jp/info/information/2999

2022年度大学合格実績は以下のとおりです。
※カッコ内は現役合格者の数です。

国公立大学146名(130)
私立大学352名(295)
うち難関私立大学
74名(62)
海外大学38名(38)
医学科21名(7)
※2022年4月12日確認分

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