5月・11月の結果比較とまとめ
5月試験 | 11月試験 | |
受験者数 | 88,518人 | 13,003人 |
合格率 | 88.95% | 87.16% |
合格者数 | 78,735人 | 11,334人 |
不合格者数 | 9,648人+α | 1,607人+α |
平均スコア | 32.98点 | 33.96点 |
45点取得者数 | 1,351人 | 292人 |
45点取得者率 | 1.72% | 2.58% |
40点以上取得者数 | 16,283人 | 2,575人 |
40点以上取得者率 | 20.69% | 22.72% |
2021年は5月、11月ともに合格率88%前後という結果になりました。2年間頑張って取り組んできた生徒達ですからIBDP資格取得率も非常に高く、最終試験の難易度的にはそれほど難しいという事ではないようです。
また2021年はハイスコアの取得率も高くなっているので、目指している大学が選択肢に入ってくる生徒達も多いのではないでしょうか。
ここからは、試験結果の詳細をみていきます。
5月試験の点数分布
2017年〜2021年5月試験のトータルポイント分布
2020年もそれまでと比べてハイスコア傾向にあったのですが、2021年のオレンジラインはさらにハイスコアに寄っているのがグラフからも見て取れます。
これは新型コロナウイルスの感染拡大によって、学校が休校したことなどが考慮されて、課題や試験内容に変更(縮小や中止)があった影響との見方もあるようですが、これがどのような影響をもたらすのか。。。2022年の試験結果がどのようなものになるのか注視する必要がありそうです。
2017年〜2021年5月試験の合格率
上図の合格率推移を見ても、2020年の85.16%でも過去3年と比較して高いことが分かりますが、2021年は88.95%とさらに合格率が上がっています。
受験者数は2018年からそれほど大きく変わっているわけではないようです。
IBDP資格取得者数:78,735人
IBDP不合格者数:9,648人+α
(2021年5月)取得した人のうち
40点以上を取得した人は18.4%
35点以上を取得した人は44.06%
2017年〜2021年5月試験の平均科目点数
上図をみると、平均スコアも2017年から2019年と比べて、かなり高くなっていることが見えます。2021年は当たり年だったのでしょうか。
2017年〜2021年5月試験のコア科目の点数
コア科目のポイント分布をみてみると、2021年は0ポイント取得者率が20.49%と大幅に下がっていて、2ポイントの40.84%、3ポイントの13.75%と過去最大の取得率となっていることが分かります。
2021年はコア科目のポイントも点数がハイスコアに寄っているということのようです。
2017年〜2021年5月試験のフルスコア取得者数
2017年〜2020年までのフルスコア取得者数は300人前後となっていましたが、2021年のフルスコア取得者数は1351人と、それまでの4倍以上の数の人が45点を取得してということになります。
トータルポイントの平均も2021年は32.98ポイントと、過去5年間で圧倒的に高いポイントとなっています。
11月試験の点数分布
2017年〜2021年11月試験のトータルポイント分布
日本語DP実施校は、こちらの11月試験を受講する事になりますので、11月データの方が参考にできると思います。
2017年〜2021年11月試験の合格率
2017年〜2021年の合格率をみてみると、2020年は75.76%と過去3年間と比べても少し良い結果となっていましたが、2021年は87.16%とさらに良い結果となっています。
受験者の数は13,000人〜15,000人ほどとなっており、5月試験よりも11月試験を受ける人が多いということが分かります。
IBDP資格取得者数:11,334人
IBDP不合格者数:1,607人+α
(2021年5月)取得した人のうち
40点以上を取得した人は19.72%
35点以上を取得した人は38.76%
2017年〜2021年11月試験の平均科目点数
11月試験の平均スコアをみてみると、5月試験を受けている人たちに比べると、若干ですが少し下がってしまっているようです。
2017年〜2021年11月試験のコア科目の点数
コア科目のポイントは、直近に向かって上がっているようで、2021年は0ポイント率も過去5年で最低の16.84%。2ポイントの43.45%も、3ポイントの15.66%も過去最高の取得率となっています。
2017年〜2021年11月試験のフルスコア取得者数
2021年の5月試験に引き続き、2021年の11月試験も過去5年間で最多の292人がフルスコアを取得したようです。ただ、5月試験に比べて11月試験の受験者数は多いのにも関わらずフルスコア取得者数は「5月:1351人」「11月:292人」と大幅に少なくなっていますので、非ネイティブには難しいということになるのでしょうか。