UWC ISAK JAPANの詳細
基本データ
学校名 | インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 |
区分 | 私立インター |
所在地 | 〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉5827-136 |
定員(1学年) | 40人 |
ホームページ | UWC ISAK JAPAN |
SNS | Facebook Youtube |
2014年に開校した「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢」。
日本で初めての全寮制国際高校で、2015年3月に国際バカロレアのDPプログラム認定校にもなり、2017年には日本で唯一のユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)の加盟校となった学校です。
2020年には「アジアトップ10ボーディングスクール」の1校に選ばれるなど、国外からも評価を得ている学校です。
生徒も日本人はもちろん、日本育ちの外国人や海外からの留学生など、多様なバックグラウンドを持つ生徒が在籍しています。
2022-23年度 在籍生徒数
学年 | 人数 |
---|---|
Grade10 | 53人 |
Grade11 | 92人 |
Grade12 | 40人 |
キャンパス
長野県軽井沢町にある1万5千坪の広大な敷地に、2つの校舎棟、4つの生徒・教職員寮、体育館、ゲストハウスなどがあり、今後新たな棟も建設予定のようです。
UWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)
ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)は、1962年に始まった18の国と地域の加盟校からなり、158以上の各国の国内委員会及び生徒選考委員により構成されている非営利の国際教育機関の名称です。
グローバル人材の育成
UWCのプロジェクトでは、世界各国から選抜された生徒に、さまざまなカルチャーやグローバルスタンダードな教育を身につけてもらい、国際的な感覚を持つ人材の育成を目的としています。
世界トップレベルの教員
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)でも、世界トップレベルの経験豊富で情熱溢れる教員陣70名に加え、様々な分野でグローバルな経験を積んだ情熱溢れる教師やスタッフが学校運営を支えています。
ISAK JAPANへの入学
ISAK JAPANの高校一年生次(Grade 10)の募集人数は40名で、約30%がスケジュールA、約70%がスケジュールBでの生徒となります。
日本国内の学校に通っている生徒、または海外在住で日本国籍を保有している生徒 スケジュールA
スケジュールAに該当しない者 スケジュールB
入学試験の概要
入学試験は一次試験と二次試験の2つに分かれています。
年度によって試験の内容は変わってくるとは思いますが、2023年度の試験は以下のように行われたようです。
- 中学3年間の成績証明書
- 推薦状
- エッセイ(短いものと長いもの)
- 課外活動等の経歴
願書
願書は、「Short answer questions」という、自分自身に関するいくつかの質問に英語で答える形式です。
英語能力の証明書類(任意)
- 個人面接(生徒と親)
- グループディスカッション
スケジュール(2024年度)
- 9月4日〜12月3日
願書受付
- 1月17日
1次先行結果通知
- 1月27日〜2月7日
面接およびグループ評価
- 2月12日
早期合否発表
- 2月16日
早期合格者の入学決定期限
- 2月23日
一般生徒の合否発表
- 3月1日
一般生徒の入学決定期限
入学倍率
ISKA JAPANは毎年変動はあるものの倍率は高いという声が多く聞かれているように、平均として入学倍率は5倍程度となっているようですので、入試難易度はやさしくありません。
一次試験対策
良い成績を取っておく
現在通っている学校での良好な成績は、基本的な学力と学習態度の良さを示します。日々の勉強を怠らず、基礎固めを重視しましょう。
成績だけでなく、自分の価値や経験を整理し、どのように伝えるかを練習することが大切です。
具体的なエピソードを持つ
課外活動の経歴やエッセイでの意見表現の際には、具体的なエピソードや実体験をもとにして話すことで、伝えたいことの信憑性や説得力が増します。
整理・計画的に行動する
試験対策は早めに始め、計画的に行うことが望ましいです。
エッセイの執筆には時間がかかるため、余裕を持って取り組むことが推奨されます。
ISAKは、成績だけでなく、各生徒がもつ個性や経験や価値観を重視しています。
入学・編入
高校1年次から入学
高校1年次からISAK JAPANへの入学を検討している生徒で、学費の支払いが困難な場合には、家庭の経済状況に応じてUWC ISAKが提供する返済不要の学資援助に申し込みすることができます。
この学資援助は、学業・芸術・スポーツなどの能力にもとづいて給付されるものではなく、生徒の家庭の経済状況に応じて給付されるものです。
高校2年次からの編入
高校2年次からISAK JAPANへの編入の生徒の場合、その年毎に奨学金の給付枠数が変動するため、UWC National Committee(国内委員会)に問い合わせをする必要があります。
コースの特徴
国際バカロレア
授業としては、世界有数の大学で高い評価を得ている国際バカロレア教育を導入しています。
高校1年生の時にはディプロマ・プログラム(DP)履修に向けた準備を進め、2年生と3年生ではDPが始まり、3年生の最後には資格試験を受講することになります。
最終スコアによって世界大学ランキングトップクラスの大学にも進学することが可能となっています。
受講可能な科目一覧
- Group1
- 英語 A 文学
- 英語 A 言語と文学
- 中国語 A 文学
- 日本語 A 言語と文学
- スペイン語 A 言語と文学
- 学校支援独学 A (SSST) – 文学 (SL)
- Group2
- 英語 B
- 中国語 ab initio 初級 (SL)
- 日本語 B
- 日本語 ab initio 初級 (SL)
- スペイン語 B
- スペイン語 ab initio 初級 (SL)
- Group3
- 歴史
- 経済
- 国際政治 – (HL)
- 環境システムと社会 (ESS) – (SL)
- Group4
- 生物
- 物理
- 化学
- コンピューター・サイエンス
- 環境システムと社会 (ESS) – (SL)
- Group5
- 数学 アナリシスとアプローチ
- 数学 アプリケーションとインタープリテーション (SL)
- Group6
- 美術
- フィルム
- 音楽
- ドラマ
学費など費用について
学費関係
2024-25年度の学費(年間)および諸経費
授業料 | 4,226,000円 |
寮費 | 1,600,000円 |
施設費 | 330,000円 |
合計 | 6,156,000円 |
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISKA)の学費は、寮費を含めると年間600万円を超えてしまいます。
しかし、UWCは充実した学資援助や奨学金を用意してくれていて、国籍や経済的状況にとらわれずに受け入れを行ってくれています。
学資援助や奨学金
UWCでは、2022年時点での数字で70%の学生が経済的支援を受け、年間で498,732,325円の奨学金を支給されているとのこと。
学資援助額の算定と決定
学資援助の申し込みは出願と同時に行う必要があります。
学資援助の給付額は、学資援助審査委員会において、生徒の家庭の収入、資産、支出、負債の状況や家族構成、家族内の子供の就学費などの支出額にもとづいて審査がされます。
- 給付型なので返済不要
- 出願と同時に申し込み
- 受給の可否は、合格発表の後に通知
入学審査は経済的状況と独立して行われるため、学資援助の受給の可否は合格発表の後に通知されることになります。
学資援助の期間
すべての学資援助を受給している生徒は、新年度に再度申し込みが必要となります。
ですが、受給生徒の経済的状況に特に変動がない限りは、在籍中の3年間は毎年同額の学資援助を受けることが出来ます。
ただし、下記の場合には学資援助の給付を減額または中止される場合があります。
- 記入した経済状況に偽りが合った場合
- 家庭の収入や支出の内容に変更が合った場合
- 生徒の学業成績、協調性、主体性のある生活が維持されていない場合
ふるさと納税
ふるさと納税にも参加されていて2019-20年には100人を超える学生をサポートすることができたそう。
IBDP資格取得実績
年度 | 受験者数 | 合格率 | 合格平均スコア |
---|---|---|---|
2020 | 69人 | 96% | 33.2点 |
2021 | 71人 | 100% | 36.6点 |
2022 | 71人 | 98.5% | 36.0点 |
大学合格・進学実績
UWC ISAK JAPANの学生は2017年以降で多数の海外大学や日本国内の大学への合格実績を持っています。
海外大学としてはアメリカ、イギリス、カナダ、、オランダ、アラブ首長国連邦、オーストラリア、シンガポール、タイ、トルコなど多岐に渡っています。
進学実績(2020年)
2017年から2020年までの合格大学の詳細は下図となります。太字は2020年の進学実績となります。