公立の国際バカロレア認定校14校一覧【2026】学費・入試・日本語DPを比較

「国際バカロレア(IB)は、お金のかかる進路だ」。そう思って調べ始めた方が、この記事にたどり着いていると思います。

けれども、日本には公立でIBのディプロマ(DP)が受けられる高校が14校あります。授業料は就学支援金で実質無償。私立やインターナショナルスクールとは、かかるお金の桁が違います。

ここでは、その14校を全国一覧で整理し、費用・入り方・入学後の現実まで、公式資料をもとにまとめます。IBという制度そのものについては国際バカロレア(IB)のメリット・デメリットで詳しく解説しています。

先に結論
  • 公立のIB(DP)認定校は全国に14校。ほかに国立が2校あります[1]
  • そのうち13校は「日本語DP」。授業の多くを日本語で受けられます。公立で「英語DP」なのは都立国際高校だけです[1]
  • 授業料は就学支援金(2026年度から所得制限なし)で実質無償。ただしIBの試験登録料・教材費は自己負担で、在学中に十数万円かかった例があります[3][4]
  • 入口は学校ごとに違います。中等教育学校(中学から)か、高等学校(高校から)か。まずここを取り違えないこと
目次

公立の国際バカロレア(IB)認定校は全国に14校【2026】

文部科学省IB教育推進コンソーシアムの一覧(令和8年3月31日時点)から、DP(ディプロマプログラム)の認定を受けている公立校を抜き出すと、次の14校です[1]。北から順に並べています。

スクロールできます
学校名所在地設置校種DPの言語
札幌開成中等教育学校北海道市立中等教育学校日本語DP
青森南高校青森県立高等学校日本語DP
仙台二華高校宮城県立高等学校日本語DP
大宮国際中等教育学校埼玉市立中等教育学校日本語DP
都立国際高校東京都立高等学校英語DP
横浜国際高校神奈川県立高等学校日本語DP
甲府西高校山梨県立高等学校日本語DP
ふじのくに国際高校静岡県立高等学校日本語DP
虎姫高校滋賀県立高等学校日本語DP
水都国際高校大阪府立高等学校日本語DP
奈良県立国際高校奈良県立高等学校日本語DP
倉吉東高校鳥取県立高等学校日本語DP
広島叡智学園高校広島県立高等学校日本語DP
高知国際高校高知県立高等学校日本語DP
出典:文部科学省IB教育推進コンソーシアム「IB認定校・候補校」(令和8年3月31日時点)[1]。学校名は通称。校種は同一覧に載るDP認定校としての種別で、併設の中学校を持つ学校もあります。

DPの認定校は全国で79校ありますが、そのうち公立はこの14校だけ[1]。決して多くはありません。まず「自分の県にあるか」を、この表で確かめてください。

公立で「英語DP」なのは都立国際だけ。残る13校は日本語DP

ここが、公立IBを考えるうえでいちばん大事な分かれ道です。上の表の右端を見てください。14校のうち13校が「日本語DP」で、英語DPは都立国際高校の1校だけです[1]

日本語DP(デュアルランゲージ・ディプロマプログラム)は、指定された科目を日本語で学べる仕組みです。ただし「日本語だけで済む」わけではありません。文科省の説明では、6科目のうち2科目(通常は外国語に加えてもう1科目)は英語等で履修することが必要とされています[2]

つまり日本語DPでも、英語で受ける授業は必ずあり、その教科書も英語です。IBに必要な英語レベルは、日本語DPを選んでも決して低くはない、と考えておくのが安全です。

逆に言えば、英語DPの都立国際は、6科目すべてを英語で学ぶことになります。同じ「公立IB」でも、求められる英語力の水準はまったく違います。

「国立」の2校は、公立とは別枠

「公立IB」を探していると必ず名前が出てくるのが、次の2校です。ただしどちらも国立大学の附属校で、都道府県や市が設置した公立校ではありません[1]。入試の仕組みも公立高校入試とは別物です。

スクロールできます
学校名所在地設置校種DPの言語
筑波大学附属坂戸高校埼玉国立高等学校日本語DP
東京学芸大学附属国際中等教育学校東京国立中等教育学校日本語DP
出典:文部科学省IB教育推進コンソーシアム「IB認定校・候補校」(令和8年3月31日時点)[1]

とはいえ国立校も、授業料の支援制度の対象です(国立高校の支給上限は年11万5,200円)[3]。費用の面では「公費で通えるIB」として、公立と同じ土俵で検討して構いません。

自分の県に無いときは、どうするか

14校は全国に散らばっていますが、空白の県のほうが圧倒的に多いのが現実です。近くに無い場合、選択肢は次のようになります。

  • 寮のある学校を検討する:広島叡智学園は全寮制で、遠方からの進学が前提の設計になっています
  • 私立のIB校に広げる:DP認定校79校の多くは私立です。費用は上がりますが、選択肢は一気に増えます
  • 費用の差を正確に把握してから決める:公立・私立・インターの学費はIBDPの学費比較で整理しています

なお公立高校の入試は、その都道府県に住んでいることが出願の前提になるのが基本です(区域外からの出願枠を設ける学校もあります)。県外から狙う場合は、必ず各校の募集要項で出願資格を確認してください。

公立IB校には、どうやって入るのか

一覧で候補が見えたら、次の疑問は「どこから入れるのか」です。ここを取り違えると、そもそも受験できません。

中等教育学校=中学から入る(高校からは原則入れない)

札幌開成・大宮国際・東京学芸大附属国際は「中等教育学校」です。6年間を一貫で学ぶ学校なので、入口は中学入学の時点にあります。高校2年生になってから「IBをやりたい」と思っても、原則として入れません。

公立の中等教育学校の選抜は、学力試験ではなく適性検査が中心です。教科の知識をそのまま問うのではなく、資料を読み取って考え、自分の言葉で書く力が問われます。中学受験の一般的な対策とは、必要な準備がかなり違います。

小学生のうちにIB校を意識するご家庭は多くありません。だからこそ、適性検査型の対策を早く始められるかどうかが、そのまま差になります。

PR中学受験|オンラインは全国対応(対面は一部地域)

「うちの子、この難易度に間に合う…?
“難化”入試は、独学だけだと差が開きます。

採用率 約8%の厳選講師 指導実績 10万人超 オンラインは全国対応

✓ いまの成績で、志望コースに届くのか知りたい
✓ 思考力・記述の難問対策を伴走してほしい
✓ 英検優遇を活かす学習プランを立てたい

難関校対応の家庭教師・個別指導に「合格から逆算した学習計画」を聞くのが近道。学研の家庭教師は体験指導+学習相談で約60分・無料。「いまの成績で何が足りないか」を先に聞けます。料金も公式に明記(時間あたり4,950〜8,800円・税込)。

無料の体験指導(約60分)で“うちの子に合うか”確かめる学研の家庭教師・資料請求/体験指導のお問い合わせ(かんたん入力・最短1分)

✓ 無料・最短1分 ✓ 高額教材なし・月謝制 ✓ 入会の無理強いなし

▶ 対面エリア外でも:オンライン個別の“無料体験”はこちら

※編集部は情報提供の立場です。採用率・実績等の数値は広告主公表の情報です。合う・合わないは資料や体験で見極めてから検討を。

高等学校=高校から入る(IBコースの選抜は別枠のことが多い)

残る学校は高等学校です。多くはIBコース(またはIB枠)を一般のコースとは別に募集しており、選抜の方法も定員も一般入試とは別になっています。

実際の数字を見てみます。都立国際高校の国際バカロレアコースは、令和8年度(2026年度)の4月入学の選抜で募集20人に対し応募100人=5.00倍、受検者98人で4.90倍でした[6]

区分募集応募倍率
日本人生徒15人69人4.60倍
外国人生徒5人31人6.20倍
合計20人100人5.00倍
出典:東京都教育委員会「令和8年度 国際バカロレアコース入学者選抜 受検状況」[6]

ここで注意したいのは、選抜の中身が一般入試とまったく違うことです。都立国際の場合、5教科の共通学力検査は課されません。代わりに次の形で選びます[9]

検査扱い
英語運用能力検査(100点)英語による授業に必要な力の適・不適の判定のみに使用(総合成績に含めない)
数学活用能力検査(100点)数学・科学の授業に必要な力の適・不適の判定のみに使用(総合成績に含めない)
小論文(200点)・個人面接(200点)・調査書(30点)この3つの合計430点で総合成績を出す
出典:東京都立国際高等学校「国際バカロレアコース 選抜方法」[9]

つまり「偏差値◯◯なら受かる」という物差しは、そのままは使えません。合否を分けるのは小論文と面接です。ただし英語と数学の検査で「不適」と判定されれば、そこで終わりでもあります。同校は英検2級から準1級程度に相当する英語の力を期待する水準として公表しています[9]。「学科の準備は要らない」という話ではありません。

※学校や教育委員会は、IBコースの偏差値を公表していません。模試各社の数値はあくまで第三者の目安です。選抜の方式は学校ごとに違うため、志望校の募集要項で必ず確認してください。

そしてもう一つ。公立IBの選考では、子どもだけが見られるわけではありません。

筆者の体験

筆者の体験
我が家の長男が公立のIBコースを受けたとき、選考の候補段階で保護者も面談の対象でした。学力の話ではありません。IBには通常の学費とは別に、試験代・教科書代・研修費が必要になる。その確認がありました。

あわせて、通常より大変な学習を家庭で支えられるかも確認されました。IBは子ども一人の頑張りで完走できる進路ではない。学校側もそれを分かっていて、家庭ごと確かめにきているのだと感じました。

PR高校受験|オンラインは全国対応(対面は一部地域)

「うちの子、間に合う…?
合格戦略の次は“何を対策するか”です。

採用率 約8%の厳選講師 指導実績 10万人超 オンラインは全国対応

✓ 推薦で内申を確実に届かせたい
✓ 適性検査/一般入試、何から手をつける?
✓ 英検で入試を有利にしたい

内申・適性検査・英検活用は“動く時期”で差がつきます。学研の家庭教師は体験指導+学習相談で約60分・無料。対策を始める前に「今の成績で何を優先すべきか」を聞けます。料金も公式に明記(時間あたり4,950〜8,800円・税込)。

無料の体験指導(約60分)で“うちの子に合うか”確かめる学研の家庭教師・資料請求/体験指導のお問い合わせ(かんたん入力・最短1分)

✓ 無料・最短1分 ✓ 高額教材なし・月謝制 ✓ 入会の無理強いなし

▶ 対面エリア外でも:オンライン個別の“無料体験”はこちら

※編集部は情報提供の立場です。採用率・実績等の数値は広告主公表の情報です。合う・合わないは資料や体験で見極めてから検討を。

公立IBは本当に安いのか(授業料と、それ以外の実費)

結論から言えば、授業料は実質かかりません。ただし「IBが無料で受けられる」という意味ではありません。ここを分けて考えないと、入学後に慌てます。

授業料=就学支援金で実質無償(2026年度から所得制限なし)

高等学校等就学支援金は、令和8年度(2026年度)から所得制限が撤廃されました。世帯年収に関わらず、授業料の支援を受けられます[3]

学校種支給上限(年額)
公立高校(全日制等)11万8,800円
国立高校(全日制等)11万5,200円
私立高校(全日制等)45万7,200円
出典:文部科学省「高等学校等就学支援金【新制度】」リーフレット(令和8年度版)[3]。中等教育学校の後期課程も対象。

公立高校の授業料はおおむね年11万8,800円なので、この支援で相殺されます。公立IB校の授業料は、実質ゼロと考えて差し支えありません。

※支援の対象は高等学校・中等教育学校(後期課程)などです。一条校ではない多くのインターナショナルスクールは、この制度の対象になりません。

「無料」ではない。IBの試験料・教材費は自己負担

見落とされがちなのがここです。IBは国際バカロレア機構のプログラムなので、試験の登録料やIB用の教材費が、通常の高校生活に上乗せされます。金額は学校によって違います。ここでは、公表を確認できた2校を挙げます。

学校IB関連の実費(公表値)
滋賀県立虎姫高校IB教材費・IB資格試験の登録料等で在学中17〜18万円程度[4]
広島県立広島叡智学園高3でIB最終試験の受験料約14万5,000円が別途[5]
出典:各校公式(虎姫=国際バカロレアパンフレット令和8年度・Q16[4]/広島叡智学園=費用と各種支援制度[5])。他校のIB関連費用は本記事では未確認です(各校の説明会・募集要項でご確認ください)。

目安としては、2年間で十数万円台を見ておくとよさそうです(編集部の目安。公表2校からの概算です)。加えて、学校主催の海外研修がある場合は別途かかります(虎姫高校の西オーストラリア研修は約55万円)[4]。「授業料が無償だから総額も安い」と早合点せず、説明会で必ずIB関連費用の総額を聞いてください

なお虎姫高校には、同窓会が設立した財団による国際バカロレア奨学金(最大20名・1人20万円以内)があります。資格試験の受験料や海外留学費用の一部に充てるものです[10]

応募資格は、在校生であること・学業成績と人物が優良であること。所得基準は課されません(所得基準があるのは、同じ財団の別枠である修学奨学金のほうです)[10]。学校独自の支援があるかどうかも、確認する価値があります。

筆者の体験

筆者の体験
我が家は地方で、進路の選択肢は公立が中心でした。そこに通える範囲で公立のIBがあると分かったときは、かなり嬉しかったのを覚えています。IBは私立やインターの進路だと思い込んでいたからです。

実際に通わせてみて、費用対効果はかなり高いと思っています。私立やインターと同じカリキュラムを、まったく違う金額で受けられるからです。面談で確認されたとおり、上に書いた実費は別途かかりました。それでも、桁が違います。

入学したあとの現実(学習量と、公立ならではの落とし穴)

費用のハードルが低いぶん、公立IBで本当に問われるのは「続けられるか」です。ここは正直に書きます。

DPの学習量は、制度として決まっている

DPは6つの科目群から1科目ずつ選び、そのうち3〜4科目を上級レベル(HL)、残りを標準レベル(SL)として学びます。学習時間は制度上の目安が決まっていて、HLは1科目あたり240時間、SLは150時間です[2]

HL(1科目)
240時間
SL(1科目)
150時間
TOK(知の理論)
100時間以上

※学習時間はDPの制度上の目安(HL・SL=[2]/TOK=[7])。

HLを3科目・SLを3科目とすると、6科目だけで約1,170時間(編集部試算)。これにTOKの100時間以上が加わります[7]。さらに課題論文(EE)が日本語で8,000字(英語なら4,000語)、そしてCASという課外活動も必修です[7]。2年間、これを走り切ることになります。

「45点中24点以上」だけが合格条件ではない

よく「24点取ればディプロマがもらえる」と説明されますが、これは正確ではありません。文科省の資料でも「原則として24点以上」と書かれています[2]。合計点はあくまで要件の一つで、実際にはこうした条件が重なります[7]

  • 合計点が24点以上(6科目42点+TOK・EEの3点=45点満点)
  • CASを修了していること
  • 全科目・TOK・EEに評価が付いていること(未提出があると失格)
  • 評価が「2」以下の科目数に上限があり、低評価が重なると合計点が足りていても不合格になる
  • HL・SLそれぞれに合計点の下限がある

要するに「苦手科目を1つ捨てて他で稼ぐ」が効きにくい設計です。得意科目の点数だけを見ていると足をすくわれます。取得できる点数の目安はIBスコアで行ける大学一覧で整理しています。

公立ならではの落とし穴

  • 校内でIB生は少数派になりやすい:多くの公立IB校は、一般コースの中にIBコースが置かれています。学年の大半は一般生徒で、IB生は一握りです
  • 科目選択の幅が狭いことがある:教員体制の都合で、開講されるIB科目が限られる場合があります。志望する大学の出願要件に必要な科目が開講されているか、入学前に確認が要ります(IBDPの科目選択
  • 実績の蓄積が浅い学校がある:IBを始めて日が浅い学校では、高スコアを取るための指導ノウハウがどこまで蓄積されているかが、外からは見えません

筆者の体験

筆者の体験
我が子が進んだのは、IBが始まって間もない公立のコースでした。候補段階では20人以上いたのに、実際にIBへ進んだ生徒はぐっと減り、さらに選択科目で分かれます。期待していたグループディスカッションは、思ったより少なかったというのが正直なところです。

一方で、科目によっては1対1に近い受講になり、先生との時間は長かったと子どもから聞いています。少人数はそのまま手厚さでした。日本語DPでも英語で受ける科目があり、教科書も英語です。それは承知のうえで選びました。

ただ、公立は私立ほど実績の蓄積がありません。指導がどこまで手厚いのかは、パンフレットからは読み取れません。だからこそ説明会に足を運び、在校生や卒業生の声で確かめてほしいと思います。

「入ってから、ついていけるか」。ここが不安なら、IBに慣れた講師に早めに相談しておくのも一つの手です。日本語DPでも英語の科目は避けられないので、入学前の助走が効きます。

PRIB(国際バカロレア)対策|オンライン・海外からもOK

IBは独特。“経験者”に頼るのが立ち上がりの近道。

IB・EE / TOK / IA 対応 教師 約4,000人 世界40ヶ国・80都市超

✓ IBの課題(EE・TOK・IA)や英語での授業に伴走してほしい
✓ DPスコアを上げたい/評価の仕組みが分からない
✓ 海外大出願まで見据えて相談したい

IBは学習法も評価(EE/TOK/IA)も独特で、入学後に負荷を感じる生徒は少なくありません。EDUBALの教師はIBを実際に経験した帰国子女×現役大学生が中心。まずは無料の体験授業で、オンライン指導が合うかを1回確かめてみるのが近道です。

無料の体験授業でIB指導を試してみるEDUBAL・帰国子女の現役大学生教師/オンライン

✓ 体験は無料 ✓ 海外在住でもOK ✓ 合うか見てから決められる

※編集部は情報提供の立場です。教師数・対応地域等は広告主公表の情報です。指導内容・料金は公式で確認のうえご検討ください。

IBを取ると、進路はどうなるのか

「公立でIBを取っても、国内大学では使えないのでは」という心配をよく聞きます。実際は、IBスコアを使える国内大学は着実に増えています。

文科省IB教育推進コンソーシアムの集計によると、IBのスコア等を活用した入試を実施する大学は82大学(国立27・公立9・私立46/令和7年1月時点)[8]。国立大学の主要校も含まれます。

どの大学がどんな形でIBを使えるのかはIB入試を実施している大学にまとめています。海外大学まで視野に入れるなら、必要なスコアの水準を先に知っておくと計画が立てやすくなります。

公立IBが向いている子・慎重に考えたい子

向いている子
  • 自分で問いを立てて調べ、書くことが苦にならない
  • 海外大学を含めて進路を考えたい
  • 英語を「教科」ではなく「道具」として使うことに前向き
  • 費用を抑えてIBに挑戦したい(ここが公立の最大の価値)
慎重に考えたい子
  • 特定の得意科目で勝負したい(DPは苦手科目を捨てられない)
  • 部活動や課外活動に多くの時間を使いたい
  • 国内の一般入試(共通テスト型)を本命に考えている
  • 大人数の中で切磋琢磨したいタイプ(IBコースは少人数になりがち)

よくある質問

公立IB校の学費は本当に無料ですか?

授業料は就学支援金(2026年度から所得制限なし・公立は年11万8,800円が上限)で実質無償です。ただしIBの試験登録料や教材費は自己負担で、公表されている例では在学中に十数万円かかります。海外研修がある学校では、それも別途必要です。

英語が得意でなくても入れますか?

公立14校のうち13校は日本語DPで、多くの科目を日本語で学べます。ただし日本語DPでも6科目のうち2科目は英語等で履修する必要があり、その教科書も英語です。「英語を使わずに済む」わけではない、と考えてください。都立国際高校は英語DPで、6科目すべてを英語で学びます。

高校から入れる公立IB校はどこですか?

14校のうち、札幌開成・大宮国際は中等教育学校なので、入口は中学入学です。それ以外は高等学校としてDPの認定を受けています。ただし併設中学を持つ学校もあり、高校からの募集の有無や定員は学校ごとに異なります。必ず各校の募集要項で確認してください。

IBを取ると国内大学の受験で不利になりませんか?

IBのスコア等を活用した入試を実施する大学は82大学(国立27・公立9・私立46/令和7年1月時点)あります。一方で、一般入試(共通テスト型)を本命にする場合は、DPのカリキュラムと受験勉強を並行させる負担が大きくなります。どちらを主軸にするかは、入学前に決めておくのが安全です。

偏差値はどれくらい必要ですか?

選抜の方式は学校ごとに違います。都立国際の場合、5教科の共通学力検査は課されず、小論文(200点)・個人面接(200点)・調査書(30点)の合計430点で総合成績を出します。ただし英語運用能力検査・数学活用能力検査で「不適」と判定されれば不合格です。

学校や教育委員会は偏差値を公表しておらず、模試各社の数値は第三者の目安にすぎません。志望校の方式は必ず募集要項で確認してください。

まとめ

公立でIBを受けられる学校は、全国に14校(+国立2校)。数は多くありませんが、私立やインターと同じDPを、授業料実質無償で受けられるという事実は、それだけで検討に値します。

そのうえで、確かめてほしいことが3つあります。日本語DPか英語DPか。入口は中学か高校か。IB関連の実費は総額いくらか。この3つは、パンフレットの見出しではなく、説明会で直接聞くのがいちばん確実です。

費用のハードルが下がったぶん、残るのは「2年間走り切れるか」という一点です。そこだけは、家庭ぐるみで腹をくくってから出願してください。IBの進め方は一般の受験勉強とかなり違うので、走り出す前に一度、IBを分かっている人に相談しておくと回り道が減ります。

PRIB(国際バカロレア)対策|オンライン・海外からもOK

IBは独特。“経験者”に頼るのが立ち上がりの近道。

IB・EE / TOK / IA 対応 教師 約4,000人 世界40ヶ国・80都市超

✓ IBの課題(EE・TOK・IA)や英語での授業に伴走してほしい
✓ DPスコアを上げたい/評価の仕組みが分からない
✓ 海外大出願まで見据えて相談したい

IBは学習法も評価(EE/TOK/IA)も独特で、入学後に負荷を感じる生徒は少なくありません。EDUBALの教師はIBを実際に経験した帰国子女×現役大学生が中心。まずは無料の体験授業で、オンライン指導が合うかを1回確かめてみるのが近道です。

無料の体験授業でIB指導を試してみるEDUBAL・帰国子女の現役大学生教師/オンライン

✓ 体験は無料 ✓ 海外在住でもOK ✓ 合うか見てから決められる

※編集部は情報提供の立場です。教師数・対応地域等は広告主公表の情報です。指導内容・料金は公式で確認のうえご検討ください。


参考情報・出典

  1. 文部科学省IB教育推進コンソーシアム「IB認定校・候補校」(令和8年3月31日時点。国内の認定校等265校・DP認定校79校)
  2. 文部科学省IB教育推進コンソーシアム「IBのプログラム(DP/CP)」(日本語DPの要件・HL/SLの学習時間・DP資格の要件)
  3. 文部科学省「高校生等への修学支援」/高等学校等就学支援金【新制度】リーフレット(令和8年度版。所得制限撤廃・支給上限額)
  4. 滋賀県立虎姫高等学校「国際バカロレア」(国際バカロレアパンフレット 令和8年度・Q&A Q16。IB特別費用・海外研修費・姉水会 国際バカロレア奨学金)
  5. 広島県立広島叡智学園「費用と各種支援制度」(2026年6月更新。IB最終試験受験料)
  6. 東京都教育委員会「令和8年度 国際バカロレアコース入学者選抜 受検状況」(2026年1月)
  7. 文部科学省「国際バカロレア(IB)グラフ等データ」(PDF。DP資格授与の要件・大学入試での活用状況)
  8. 文部科学省IB教育推進コンソーシアム「IBを活用した入試」(令和7年1月時点・82大学)
  9. 東京都立国際高等学校「国際バカロレアコース 選抜方法」(検査の配点・適不適の判定・期待する英語力)
  10. 公益財団法人 姉水会奨学財団「奨学生募集要項」(令和8年度・PDF。国際バカロレア奨学金の金額と応募資格)

免責事項
当サイトに掲載する情報の正確性について万全を期しておりますが、その内容の完全性、正確性、有用性、安全性等については、いかなる保証を行うものでもありません。また、当サイトの内容や情報は、あくまでも掲載時点における情報であり、予告なく変更・改訂される場合や、時間の経過により掲載情報が実際と一致しなくなる場合等があります。
情報が不正確であったこと及び誤植があったことにより生じたいかなる損害に関しても、また、掲載情報に基づいて利用者が下した判断および起こした行動によりいかなる結果が発生した場合においても、その責を負いませんので予めご了承ください。

この記事をシェアする

この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki IBDP修了生の父/教育・進路メディア運営

我が子のIB経験と海外留学準備で奮闘した保護者としての実体験が原点。「同じ保護者の目線」で膨大な情報を整理・分析し、後悔しない進路選択を共に考えるパートナーとして「国際バカロレアIB広場」を運営。大学選びから留学手続き、その先のキャリア形成までを見据えた情報を提供しています。→ 運営者プロフィール・お問い合わせ

目次