国際バカロレアの英語は難しい?授業に必要な英語レベルとは

国際バカロレア・ディプロマのプログラム(IBDP)では、一部もしくは全部(ほとんど)の科目を英語で受講することになります。

英語を読み、英語で理解し、英語で話すなど、とにかく英語に触れる機会が増えてくることもあり、多くの学校でIBDPコースへの進学には英語力を1つの条件としています。

また卒業後には、国際科や海外大学などを目指すとなると、大学内ではもちろん、生活をする上でも英語が必要になってくるということになりますので、英語力を高めておくことにデメリットはありません。

目次

国際バカロレアDPコースの入学に求められる英語力

「公立、私立、インター」などの学校の種類や、一部日本語でも受講ができる「日本語DP」や基本英語で受講する「英語DP」などで、英語力の基準に違いはありますが、概ね下記のようになります。

IBDPコースの英語力目安
日本語DP:英検準2級〜2級以上
英語DP:英検2級〜準1級以上

CEFRスコアが目安の場合

進学要件として、英検のスコアではなくCEFRのスコアで表示しているところもありますが、その場合は下図の目安表「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」が参考になります。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表

IBDP最終試験に必要となる英語力

国際バカロレア(IB)は、英語、フランス語、スペイン語で受講するのが基本となっていますが、日本国内においては一部日本語で受講することが出来る「日本語DP」が実施されている学校が増えてきています。

日本語DPとはいえ、6科目中2科目は英語で履修することが必要で、グループ2の外国語ともう1科目を英語で受講することになります。

グループ2の外国語(英語)評価の概要

TypeSLHL
内部評価
(IA)
Individual
Oral
準備時間15分
+12~15分
準備時間20分
+12~15分
外部評価
(EA)
Paper 1250~400語のライティング
(1時間15分)
450~600語のライティング
(1時間30分)
Paper 2リスニング・リーディング
(計1時間45分)
リスニング・リーディング
(計2時間)

全体的にSLよりもHLの方が評価基準は厳しくなります。
SLとHLでは試験の所要時間が違い、HLでは試験時間が長い分Paper1の指定語数も増え、Paper2の問題数も増えることになります。

Paper1でもHLではより高度で複雑な語彙や文法を求められていますし、さらに思考力や意図を明確に伝える力なども必要となってきます。

国際バカロレアでは、高校在学中に少なくとも留学できるレベルであるCEFRのB1が必要となると言われています。

そして最終試験で高得点(6・7)を取るような場合には、平均としてCEFRのB2〜C1レベルが必要になってくるようですので、英検に換算すると英検準1級〜1級レベルということになります。

また、海外の大学への進学を考えている場合、入学要件としてIELTSやTOEFLのスコアも必要としている学校も多く、大学にもよりますがIELTSだと6.5以上や7.0以上を求めてくるところも多いので、やはり英検だと1級レベルは必要になってくるということになります。

英語B(グループB外国語)
最終試験で高得点(6or7点)
CEFR:B2〜C1
英検:準1級〜1級

名門海外大学への正規留学
IELTS:6.5〜

国際バカロレアの資格取得者の英語レベル

国際バカロレア(IB)DPでは、グループ1または2で英語を履修することになりますが、それらの最終スコアとCEFRの相関表が出ていたので参考にすることができます。

IBの英語科目の成績とCEFRのレベルとの相関表

IBの英語科目の成績とCEFRのレベルとの相関表

日本語DPの場合、グループ2で英語で履修することになりますので、上の表だと左から2つ目の「English B」(英語B)という欄になります。

この「English B」をSL(Standerd Level)で履修するか、HL(Higher Level)で履修するかによって違いがありますが、高得点である6・7を取るような場合には、CEFRのB2〜C1レベルが必要といえます。

最終試験でハイスコアを獲得
EnglishB
CEFR B2,B2+,C1

EnglishA
CEFR B2+,C1,C1+

CEFRのB2〜C1レベルは、下図を参考にすると
英検の準1級〜1級レベルとなっています。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表

CEFRレベル6段階のスキル

C2聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。
C1いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる
B2自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
B1仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
A2ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
A1具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。

English B(英語B)のスコア分布

日本語DP実施校も受験する11月の最終結果を見てみます。

English B(英語B) HL

2020年11月試験
受講者数:6,448人
平均スコア:5.24

2021年11月試験
受講者数:6,581人
平均スコア:5.55

English B(HL)の評価点分布

2020年2021年
10%0%
20.1%0.2%
32.6%1.7%
420.5%13.4%
533.7%28.9%
636.8%39.7%
76.3%16.2%

English B(英語B) SL

2020年11月試験
受講者数:923人
平均スコア:5.23

2021年11月試験
受講者数:969人
平均スコア:5.40

English B(SL)の評価点分布

2020年2021年
10%0%
20.2%0.1%
35.5%2.5%
418.7%15.1%
528.6%34.3%
640.4%35.2%
76.6%12.8%

日本語DPの人たちが受験する11月の試験結果は
SL/HLともに平均スコアは5以上となっていました。

日本語DP以外の世界の人たちが受講しているので、日本よりも英語に慣れ親しんだ国の方もいるかもしれませんが、一つの参考数値にはなるかと思います。

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